事故車査定AIアプリ
2025-02-03 15:27:58

AI技術で事故車の適正価格を瞬時に算出するアプリ「AUX Pricing」

AIによる事故車査定の革新



株式会社ACESとオークスモビリティが新たに提供するAIアプリ「AUX Pricing」は、事故車の適正な買取価格を瞬時に算出する革新的なツールです。両社の専門知識を結集し、日々のビジネスの中で直面する課題を解決するために開発されました。

1. アプリの特徴と動作の仕組み



「AUX Pricing」は、同アプリのメインユーザーとなるディーラーや中古車販売店向けに設計されています。これまでは事故車の査定が難しく、価格相場が不透明であったため、商談におけるスムーズさが欠けていました。 しかし、このアプリを使用することで、ユーザーは車両情報を入力し、8方向から撮影するだけで、即座にリアルタイムで価格を把握できます。

このアプリは、主に2つのAIモデルから成り立っています。一つは画像認識AIで、事故車の外装の損傷状態を判定し、査定データを生成します。二つ目は価格予測AIで、オークスモビリティが約5万台の事故車から集めた過去のデータやマクロデータを基に機械学習を行い、算出されたデータを用いて価格を予測します。この高度な技術により、事故車の適正な買取価格を迅速に提供することが可能になりました。

2. 事故車市場への影響



オークスモビリティが年間で扱う事故車は5万台にも及びます。この膨大なデータをもとに新たに開発された「AUX Pricing」は、ディーラーや中古車販売店から多く寄せられる”事故車の適正価格についての問い合わせ”を減らすことが期待されています。スムーズな商談を実現することで、業界全体の効率化へとつながるでしょう。

3. 会社の目標と今後の展望



ACESは、東京大学松尾研究室が発信するAIスタートアップであり、「アルゴリズムで社会をシンプルに」をビジョンに掲げています。企業の競争優位性を最大化するための独自の「エキスパートAI」を開発し、様々なビジネスプロセスの効率化に努めています。一方、オークスモビリティは事故現状車のネットオークション「AUX Board」を運営し、透明性のある事故車市場の創出を目指しています。

今回の「AUX Pricing」は、2024年に発表予定の車両損傷判定AIアプリ「AUX Checker」に次ぐ、ACESとオークスモビリティのデジタルプロダクトの第二弾です。今後も両社はデジタル技術の進化を駆使し、信頼性と透明性を兼ね備えた事故現状車市場の構築に力を入れていくとしています。

このように、AIと実データの融合によって事故車査定の新しい時代が到来しつつあるのです。ユーザーには年間12万円で提供されるこのアプリは、業務の効率化に寄与し、業界全体のデジタル変革を先導する存在となることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ACES
住所
文京区湯島2-31-14 ルーシッドスクエア湯島3階
電話番号

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