江戸の練塀文化交流会が港区で開催
2023年4月29日、港区の廣度院にて、江戸時代の伝統的な建築技術である練塀の文化交流会が行われます。本イベントでは、江戸時代から受け継がれる貴重な練塀に関する解体調査結果が発表されます。この調査は、先日実施され、江戸城の造営に関する資料と一致する重要な発見がありました。
練塀の歴史と重要性
練塀とは、土とスサ、石灰などを陶器のように練り合わせて職人の手作業で築かれた伝統的な土塀です。近代的な建材とは異なり、自然の素材を使用して作られ、特に江戸時代には防壁機能としても重宝されました。今回のイベントでは、この練塀の内部構造について深く掘り下げる機会となります。
イベント詳細
日時と内容
- - 日時: 令和6年4月29日(月・祝)10:00~17:00
- - 内容: 13:00から歴史に関する講座が行われ、参加者が練塀の文化やその魅力に関して学ぶことができます。講師に工学院大学の菅澤茂先生を迎え、また廣度院の副住職である西城千珠さんも登壇します。
特別公開
参加者には、川瀬巴水の浮世絵と廣度院オリジナルのポストカードがプレゼントされます。さらに、特別公開された庭園で日本のソウルフード「おにぎり」や甘酒の販売も行われ、飲食を楽しみながら歴史を感じることができます。
交流と参加の呼びかけ
講座の合間には、参加者同士の交流を促進するための休憩処も設け、屋台での飲食も楽しめる特別な空間が提供されます。是非、友人や家族と一緒に訪れ、江戸の歴史と文化を体感してみてください。
保存活動への参加
さらに、イベントでは廣度院の練塀保存活動への参加者も募集しています。歴史的な文化財の保存・活用に興味がある方は、ぜひこの機会に参加を検討してみてください。
このように、港区の廣度院では江戸時代の文化と歴史を紐解く貴重な機会が提供されます。是非この機会をお見逃しなく!