不動産市場のDX推進に向けた新たな取り組み
株式会社いい生活(東京 港区)と株式会社メイクスプラス(東京 渋谷区)がタッグを組み、不動産業務の効率化とDX(デジタルトランスフォーメーション)を進める取り組みが注目されています。両社は、信頼ある基幹システムとして「いい生活賃貸管理クラウド」を採用し、賃貸管理業務全般においてホールプロダクトでの支援を強化することで合意しました。
いい生活の目指すビジョン
「テクノロジーと心で、たくさんのいい生活を」というミッションを掲げる株式会社いい生活は、不動産業務に必要なフルラインナップのSaaS(Software as a Service)を用いて、急速に変化する不動産市場に柔軟に対応しています。特に近年の法改正やIT化の流れに迅速に対応し、不動産企業と地域社会に向けて的確なソリューションを提供することを目指しています。
メイクスプラスの課題と解決
メイクスプラスは、関東から近畿地域まで広がる4つの拠点で賃貸管理を手掛ける企業であり、5,000戸を超える賃貸物件を管理しています。しかし、業務プロセスが分散し、効率的な管理が困難になっている現状が課題とされていました。そのため、業務フローの見直しを行い、いい生活のクラウドサービスの導入を決定しました。
具体的な価値の提供
今回の提携により、以下のような具体的な価値が提供されます。
1.
業務の生産性向上: "いい生活"の基幹システムへの切り替えにより、業務の自動化が進み、生産性が向上。
2.
経営分析プラットフォーム: データの可視化を通じて、賃貸管理事業の経営課題を明らかにし、持続可能な経営をサポートします。
3.
会計コンバート機能: 賃貸管理システムとの会計システムの連携を図り、仕分け業務の自動化によって業務の効率を高めます。
4.
makes100年不動産アプリ: オーナー向けアプリを通じて、不動産オーナーとのコミュニケーションを促進し、より良い顧客体験を提供します。
様々なプロダクトの導入
具体的な導入プロダクトには、賃貸管理業務を一元管理できる『いい生活賃貸管理クラウド』や、物件広告を作成できる『いい生活賃貸クラウド』、リアルタイムで情報連携を可能にする『いい生活Square』などがあります。これらのプロダクトはそれぞれ独自の特徴を持ち、業務のあらゆる面での効率性を追求しています。
今後の展望
この新たな連携を通じて、両社は今後も不動産市場のDXを推進し、業界全体の生産性向上と持続可能な経営を実現するための取り組みを練り上げていく素振りが見えます。今後の動向にぜひ注目していきたいところです。