2035年に向けた経営戦略の新しい道を示す電通未来曼荼羅2025とは
株式会社電通は、国内電通グループ5社と共に、2035年に発生する可能性のあるトレンドを集約した中期未来予測ツール「電通未来曼荼羅2025」を発表しました。このツールは、経営の方向性や新規事業の構想、サービスの開発に役立つ資源として活用されています。さらに、最新のツールを使用したワークショップも開催され、そこでは新たな事業の開発を支援します。
電通未来曼荼羅の進化
2010年に開始された「電通未来曼荼羅」は、人口・世帯、社会・経済、科学・技術、まち・自然という4つのテーマで72のトレンドを包括的に扱っています。今年の更新版では、全72のトレンドテーマが再評価され、新しいデータや関連トピックが追加されました。特に、社会の変化や技術革新の影響を考慮した、「未来へのヒント」においても最新の知見を盛り込みました。
トレンドの更新内容
新版「電通未来曼荼羅2025」では、27のテーマが新たに追加され、その内容は以下のような重要な視点が取り入れられています。
- - 人口・世帯では、価値観の多様化や孤独感の増加が取り上げられ、個人の時間を前向きに利用することの重要性が示されています。
- - 社会・経済では、SDGsに関連する新しいリーダーシップが求められていることや、倫理的ビジネスの必要性が議論されています。
- - 科学・技術では、汎用人工知能(AGI)の発展と人間性の再定義が焦点になっており、AIと共存する道が模索されています。
- - まち・自然では、環境の変化から生じる新たな文化的混乱と創造が期待されています。
これらのトピックは、未来のビジネス環境を考える上での示唆に富んでおり、多くの企業に新たな視点をもたらすでしょう。
新規事業構想を体験するワークショップ
「電通未来曼荼羅2025」の発表にともない、実際にこのツールを使って新規事業の構想を体験できるワークショップが開催されます。参加者には、未来のトレンドの紹介に加え、重要な環境の変化を把握し、革新的な事業開発に結びつける方法が伝授されます。
ワークショップの詳細
- 第1部 13:00~15:00
- 第2部 16:30~18:30
- - 会場: 電通本社ビル(東京都港区東新橋1-8-1)
- - 定員: 各回30名
- - 参加費: 無料
参加対象
このワークショップは、新規事業やサービスの企画を考えている企業の方や、新たな成長の見込みを求めている方に向けています。また、競合他社からの参加はお断りしています。
未来を見据える電通の取り組み
電通は、未来を見据えたアプローチで企業の価値創造を支援しています。「電通未来曼荼羅」の開発に加え、企業の事業創造や変革をサポートするための研究とソリューションを提供しています。今後も未来を起点にした経営戦略の立案や新規事業、サービス開発を通じて企業のイノベーションの創出に貢献していく予定です。
詳細や参加申し込みは下記のURLから可能です(事前登録・抽選制):
ワークショップ申し込みページ。締切は2025年3月4日(火)12:00です。