東京都が貨物自動車のCO2削減を評価!令和6年度の評価取得事業者決定
東京都は、自動車からのCO2排出削減を推進するため、貨物自動車運送事業者のエコドライブなどの取り組みを評価する「貨物輸送評価制度」を平成24年度から実施しています。
この制度は、貨物自動車運送事業者(緑・黒ナンバー事業者)の日常的な努力を実走行燃費で評価するもので、評価は「三つ星」「二つ星」「一つ星」の3段階で行われます。
令和6年度の評価では、410社の事業者が評価を取得しました。うち、5年連続で評価を取得した事業者は21社、10年連続で評価を取得した事業者は28社に達しました。
都は、評価取得事業者の利用を推奨することで、運輸部門におけるCO2削減を推進しています。
評価取得のメリット
評価取得事業者には、以下のようなメリットがあります。
都から荷主の業界団体を個別訪問し、評価取得事業者の活用を働きかけます。
「安全性優良事業所」の認定(Gマーク)取得時の加点項目になります。
「東京都グリーン購入ガイド」において、自動車による運搬及び輸送に関する契約を締結する際に、評価取得事業者の選択に努めるよう掲載しています。
都は荷主である中小企業者等が「三つ星評価」を取得している貨物自動車運送事業者を利用した場合、運送にかかる経費の2分の1(上限100万円)を補助しています。
評価制度の概要
評価制度の概要は以下のとおりです。
評価対象者: 営業地を問わず、都内に貨物を運送する貨物自動車運送事業者(緑・黒ナンバー事業者)
審査事項: ドライバーへの教育訓練、指導体制構築の状況、燃費管理の状況、燃費データベース構築の状況
* 評価方法: 車種・重量等により設定した70の車両区分の平均燃費値(ベンチマーク)をもとに、事業者の個々の自動車の実走行燃費の偏差値を算出し、各事業者の全車両の平均偏差値で評価を行います。
評価ロゴマーク
評価取得事業者は、評価ロゴマークを車両や名刺等に表示することができます。さらに、5年連続及び10年連続評価取得事業者は、5年連続評価ロゴマーク及び10年連続評価ロゴマークを車両や名刺等に表示することができます。
東京都は、今後もこの評価制度を通じて、貨物自動車からのCO2排出削減を推進していきます。