JMDCが発行した2024年度版健康経営KPIガイドブック
株式会社JMDCは、国内最大級の約2,000万人の医療ビッグデータを活用した「2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック」を発行しました。これは、健康保険組合の被保険者670万人を対象にしたデータ分析を元にしています。ガイドブックの目的は、経済産業省が進める「健康経営」の促進であり、「国民の健康寿命の延伸」に向けた取り組みの一環でもあります。
発行の背景
JMDCは、2002年の設立以来、健康保険組合を中心に、医療データの分析サービスを提供してきました。今年、業界を超えた健康経営を推進する「健康経営アライアンス」にも参加し、コーポレートヘルス領域でのビジネス展開を加速させています。このような背景の中、企業が健康経営の認定を取得しているにもかかわらず、その効果が十分に示されていないという声が多数寄せられてしまいました。
特に40歳未満の被保険者については、健康診断のデータが不足していることから、その課題に応えるべく本ガイドブックが作成されました。
分析内容の概要
ガイドブックには、2024年12月に行われた経済産業省の「第1回 健康経営推進検討会」で提供される分析結果が含まれています。たとえば、%HbA1cの分析では、健康経営銘柄による取り組みが従業員の健康に良い影響を与えていることが示唆されています。具体的には、HbA1cが5.6%以上の人の割合が、健康経営銘柄群で最も lowであることが観察されました。これにより、健康経営に積極的に取り組む企業の従業員は生活習慣病リスクが低いことが明らかにされています。
今後の取り組み
ガイドブックは、あらゆる企業や団体が自社の健康課題を特定し、目標を設定するための参考資料となるでしょう。さらに、JMDCが提供するPHRサービス「Pep Up」を利用した健康行動促進プログラムや、特定保健指導などを通じ、企業の健康経営を支援していく方針です。また、従業員のメンタルヘルスや女性特有の健康問題、さらには睡眠に関する課題にも対応したソリューションを提供することが期待されています。
JMDCは今後も、全世代にわたり健康に働き続けられる社会の実現に向けて、企業全体の健康経営を支援するべく努力していくとしています。400を超える健康保険組合と連携し、新たなデータ分析手法や健康増進ソリューションの開発に挑戦していきます。
このガイドブックは、無料サンプル版が提供されているため、興味のある方は以下のURLよりダウンロードできます。
2024年度版 JMDC健康経営KPIガイドブック サンプル版
完全版は有償で提供されていますが、特に関心がある方は担当営業に相談してみてください。
株式会社JMDCについて
JMDCは2002年に設立され、医療ビッグデータ分析の先駆者として知られています。約12億5,500万件のレセプトデータや6,200万件の健診データを基に、健康に関連する事業を推進し、健康社会の実現に取り組んでいます。公式サイトでも詳細情報が発信されていますので、ぜひご覧ください。
JMDC