浅草雷門でのPepper集客実証実験
浅草は日本を訪れる多くの観光客にとって、憧れのスポットとなっています。しかし、これまでの調査では、多くの観光客は浅草寺周辺での写真撮影や食べ歩きに集中していることが明らかになりました。そこで、浅草観光の魅力をより多くの訪日客に伝えるため、集客の手法としてPepperを活用した実証実験を実施することとなりました。
Pepperの役割
Pepperは、英語や中国語を操ることができるロボットで、観光客を呼び込む役割を担っています。特に、ペッパーがはっぴを身にまとって登場することで、その存在感で観光客の目を引きます。ゲームを通じてお客様とのインタラクションを楽しんだり、ツーショットでの記念撮影を促進したりすることが目的です。
実証実験の目的
今回の実証実験では、FacebookやInstagram、WeiboなどのSNSプラットフォームでの投稿数を計測し、実際の来店者数やお店の認知度向上に寄与できるかを検証します。特別会員である常盤堂雷おこし本舗の協力のもと、雷門周辺に来る訪日観光客に向けて、いかに効果的に集客できるかを模索します。
常盤堂雷おこし本舗は、浅草で人気の和菓子店で、その本店は雷門の近くに位置しています。ここでPepperを活用することで、訪日観光客に和菓子の魅力を伝える新たな試みが期待されています。観光客が雷門を抜ける際、彼らの目に留まることで、さらなる集客効果の向上を図ります。
インバウンド集客の可能性
実証実験の結果が成功と評価される場合、Pepperを用いたインバウンド集客の新しい手法として、今後の活用が期待されます。様々な店舗がこのような取り組みに興味を持ち、集客戦略を模索することにつながるでしょう。
実施詳細
- - 日時: 平成28年3月22日(火)~28日(月) 午前11時~午後4時
- - 場所: 浅草雷門脇 常盤堂雷おこし本舗 店頭
新たな顧客体験の提供
常盤堂雷おこし本舗は、時代の変化に応じた商品やサービスを提供し続けています。今回のPepper活用を通じて、国内外から訪れる観光客にとっての思い出作りに寄与することを目指しています。また、Pepperとのコミュニケーションは日本語、英語、中国語で行うことができ、外国人観光客との関係構築を深めます。
おみくじ体験とSNS投稿の促進
参加されたお客様には日本式のおみくじを体験していただき、東京名物の『雷おこし』をお土産としてプレゼントします。また、Pepperとの写真撮影を促すためのハウスカードをお渡しし、SNSへの投稿を推奨します。ハッシュタグ「#luckysnack」を使っていただくことで、さらなる広がりを期待しています。
今回の取り組みは、株式会社エス・ジーの提案により実現したもので、浅草観光連盟と連携しながら進めています。今後も、さらなる実証実験を重ね、訪日観光の拡大に寄与すると共に、新たな観光体験を創出していきます。