藤沢市職員を対象にしたカーボンニュートラル入門講座
2024年9月4日、藤沢市役所にて、職員24名を対象とした「カーボンニュートラル入門講座」が開催されました。この講座は、地域活性化を目指す「藤沢市におけるカーボンニュートラル等の地域活性化に資する包括的連携協力に関する協定」に基づいて実施されたもので、状況を理解し、その対策を定めることを目的としています。
講座の構成と内容
講師による講義
講義の前半では、東京ガスの社員が登壇し、気候変動に関する基礎知識を提供しました。参加者はクイズを交えながら、気候変動の背景やその影響、将来的な予測について学びました。さらに、東京ガスが実施しているカーボンニュートラル達成に向けた具体的な取り組みについても詳しく解説され、参加者は知識を深めました。
グループワーク
後半はグループワークが行われました。各参加者は、自分の所属する部門が直面している気候変動に関連する課題を洗い出し、具体的な解決策を考える活動を通じて、藤沢市としてのカーボンニュートラル実現につながる政策形成を目指しました。このグループ活動では、実際の問題を取り扱い論じることで、より現実的な知識と理解を得ることができました。
受講者の声
研修を終えた受講者からは、「カーボンニュートラルという言葉の意味を改めて深く理解できた」との感想が寄せられました。また、「地球温暖化の深刻さや、カーボンニュートラルに向けた取り組みの必要性を実感した」という意見や、「企業がどう取り組んでいるのか知る良い機会となった」といった声もありました。参加者は非常に有意義な時間を過ごしたようです。
協定締結と今後の展望
同日、藤沢市と東京ガスの間で「カーボンニュートラルに関わる政策形成を目的とした職員研修の実施に関する基本合意書」が締結されました。この合意書により、今後も定期的に職員研修が行われることが決まっており、藤沢市の職員に対するカーボンニュートラルの理解を深める取り組みが継続されます。
研修の内容は、2024年9月から1年間にわたって続く予定で、藤沢市の政策形成につながるような実践的な内容が盛り込まれています。受講者の成長と市全体の環境意識の向上が期待されるこの取り組みが、藤沢市の未来にどのような影響をもたらすのか、注目が集まります。