大船渡市の森林災害復旧事業に参画するタケエイ林業の取り組み

タケエイ林業が大船渡市の森林災害復旧事業に参加



令和7年2月19日および2月26日に、岩手県大船渡市で発生した大規模な林野火災は、3,370ヘクタールにも及ぶ森林に深刻な影響を与えました。この火災により命を奪われた方々と、そのご家族に心からのお悔やみを申し上げるとともに、被災者の皆さまにお見舞いを申し上げます。

このたび、株式会社タケエイ林業(東京都港区)は、大船渡市による令和7年度の森林災害復旧事業への参画を発表しました。タケエイ林業は、被災した森林の整理伐採業務を担当することになります。

災害の影響と復旧への取り組み


大船渡市の火災により、被災した森林の中でも人工林の面積は1,785ヘクタールに達し、これは国から激甚災害に指定されました。このような状況を受けて、タケエイ林業は森林復旧に向けた具体的なステップを踏み出しました。

今年度の復旧事業では、気仙地方森林組合が受注した24.32ヘクタールの一部、つまり19.89ヘクタールの面積に対して被害木の整理を行う計画です。この作業は、令和7年10月29日から令和8年3月2日までの間に実施される予定です。

バイオマス発電への活用


伐採された木材の中には製材に不向きな炭化した木も含まれますが、これについては県内の発電事業者との連携によりバイオマス発電燃料としての活用が期待されています。実際に、タケエイ林業グループの株式会社花巻バイオマスエナジーで受け入れが始まっており、被害木の有効利用を図っています。

グループの方針と今後の展望


タケエイ林業は、グループとして「国土強靭化に貢献する」ことを中期経営計画の重要なテーマに掲げており、過去には東日本大震災や最近の地震災害への復旧支援にも積極的に関わってきました。今回の森林復旧事業もその一環であり、地元自治体や関係機関と協力し、迅速な森林再生を目指します。

今後、本事業に参画することで、連結業績に対する影響は軽微と予想されていますが、中長期的な業績向上には寄与する見込みです。タケエイ林業は、地域の復興と再生に向けて、引き続き地域に根ざした活動を進めていく方針です。

まとめ


株式会社タケエイ林業が大船渡市の森林災害復旧事業に参加することは、地域復興に向けた重要な一歩です。被災森林の整理伐採を通じて、地域の活性化や環境保護にも貢献しつつ、今後の展開に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
TREホールディングス株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-7-2東京サンケイビル15階
電話番号

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