アソビューと新東通信、業務提携の背景と目的
最近、アソビュー株式会社と新東通信が業務提携を結んだことが発表されました。これにより、観光やレジャー、文化施設向けにデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、マーケティング領域での支援を強化することが目指されています。
アソビュー株式会社は、「アソビュー!」や「ウラカタシリーズ」など、遊びの予約サービスを提供しており、全国の観光施設に向けて、チケット販売や顧客データ解析を可能にするクラウド型ソフトウェアを展開しています。一方、新東通信は、広告やPRを通じて企業のマーケティング支援を行い、特に生物多様性をテーマにした動物園や水族館の広報活動に力を入れています。両社の強みを生かし、互いの知見を持ち寄ることで、レジャー施設が持続可能な経営を行える環境が整えられます。
業務提携によって実現する支援内容
1.
マーケティング戦略の構築と集客施策の提供
アソビューの実来場データや商圏調査を基にした課題分析を実施し、その情報を活かし新東通信が広告戦略を練る形で、レジャー施設用のクリエイティブや広告運用を行う体制が整います。この連携により、データに基づいた一貫したマーケティング施策が、チケット業務のDX化に寄与し、運用から評価までをワンストップで支援します。
2.
スポンサープログラムの開発と営業支援
新東通信が展開する動物園や水族館に関するパートナーシップ事業は、企業と施設を結ぶ重要な要素となります。生物多様性をテーマとしたこのプログラムは新たな収益源を生むことが期待でき、全国のレジャー施設に広げることで持続可能なビジネスの実現を図ります。
各社のビジョンと背景
アソビュー株式会社は、「生きるに、遊びを」を掲げ、遊びが生活の豊かさを育む要素であると考えています。遊びやレジャーアクティビティの予約プラットフォームを提供することで、Well-Beingな社会を目指しています。
設立からわずか12年で、すでに多くの観光施設と連携し、業界のDXを推進しているのです。
一方の新東通信は、地域貢献の一環としてさまざまな地方創生事業に取り組んでいます。広告から展示会、インフルエンサー事業まで広がる事業展開で、SDGsに貢献する活動を進めています。
このコラボレーションにより、観光業界が直面する課題への対応を強化し、新たな収益モデルの構築を加速させることが期待されています。両社が手を組むことで、未来のレジャー施設がより持続可能で魅力的な存在へと進化することを願っています。