ヘリテージ・オークションズが開催するディズニーアートの世界
2024年12月14日から17日までの間、米テキサス州のヘリテージ・オークションズによる「ディズニーアートの世界®オークション」が開催されました。このオークションでは、ディズニーの初期作品から最新のアートまで、合計2,000点以上の貴重な作品が出品されました。
ディズニーヒストリーの宝庫
今回のオークションは、ディズニーの歴史的な名作を探求する絶好の機会です。特に注目されたのが、1940年代まで遡るアニメーション作品。中でも、1930年代の短編映画『ミッキーのピクニック』のセル画や、映画『リトル・マーメイド』のサイン入りオリジナルセル画など、アニメーションアートの宝物が数多く出品されました。
このオークションは、ヘリテージ・オークションズのアニメーション部門が持つ国際的な地位を再確認させる機会でもありました。今年のオークションでは、約373万8368ドル(約5.9億円)を売上げ、年間総売上は1600万ドル(約25.1億円)に達しました。
貴重なアート作品の数々
出品された中でも注目されたアートのひとつが、メアリー・ブレアによる『ふしぎの国のアリス』や『シンデレラ』のコンセプトアート。彼女はディズニーの黄金期を支えたアーティストの一人で、そのアートはコレクターにとって特別な位置付けを持っています。
また、映画『ゲーム・オブ・スローンズ』のアーティスト、ウィリアム・シンプソンによるオリジナルアートも出品され、アートの多様性を示しました。
代表的な落札品
1.
『ミッキーの日曜日』白黒セル画と『ミッキーのピクニック』背景画
1930年代の作品で、大変希少です。落札価格は26400ドル(約410万円)。
2.
カール・バークス『Go slowly, Sands of Time』オリジナルアート
ディズニーの伝説的アーティスト、カール・バークスの傑作で、直筆サインもあるため高額な落札となりました。落札価格は40800ドル(約640万円)。
3.
ティム・バートン『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』ジョック・スケリントン画
ジャック・スケリントンの心の内を描いたこの作品は、6600ドル(約100万円)で落札されました。
4.
『リトル・マーメイド』アリエルの声優ジョディ・ベンソンのサイン入りセル画
特にファンの間で人気の高いこの作品は、4800ドル(約75万円)で落札されました。
ヘリテージ・オークションズの魅力
ヘリテージ・オークションズは、アメリカ最大の美術品オークションハウスとして知られ、世界各国にオフィスを構えています。オンライン入札会員数は175万人を超え、毎年多彩なアイテムが出品されています。来年には東京オフィスが開設され、日本語サポートが開始される予定です。
このように、ディズニーアートの世界はコレクターやファンにとって魅力尽きないものであり、これからも多くの人々に感動を与えることでしょう。アートの購入を考えている方には、このオークションは見逃せないイベントです。
さらなる詳細や今後のオークションの情報は、公式ウェブサイトの
HA.comをチェックしてください。