2025年6月のアルバイト時給動向
2025年6月のアルバイト・パートの募集時平均時給について、エン・ジャパン株式会社が発表したデータが注目を集めています。この調査によると、三大都市圏の平均時給は1,331円に達し、全国では1,238円となりました。前年同月に比べ、どちらも上昇傾向にあることが見て取れます。
平均時給の状況
6月の三大都市圏平均時給は前年同月比で26円、2.0%の増加を記録しています。ただし前月比では5円の減少、0.4%の減少となっています。一方、全国的な平均時給は前年同月比で36円、3.0%増加したものの、前月比では10円の減少、0.8%の減少が見られました。
この時期は、例年4月以降に採用された従業員の教育や研修が強化されるタイミングでもあるため、アルバイトを必要とする店舗や企業は新規求人に力を入れていますが、同時に急募求人も数多く存在しています。
職種別の動き
特に販売・サービス系においては、急募求人の割合が高まっており、その影響で前年同月比で55円の増加が見られました。このような求人は高めの時給が設定されることが多く、結果として平均時給が前年比で大幅に上昇しています。
地域別の上昇
都道府県別に見ると、佐賀県や福井県などの地方において目立った時給の上昇が見受けられました。佐賀県では前年同月比で192円、福井県では155円の増加があり、いずれも急速に人材を獲得するために時給を引き上げていることが明らかです。特に地方エリアでは採用難に直面しているため、高時給での求人が注目されているのです。
総括
今回の調査結果は、全国的にアルバイト時給が上昇していることを示しており、特に販売やサービス業界での急募求人が影響を与えていることが理解できます。エン・ジャパンが提供する『エンゲージ』は、こうした求人情報を網羅しており、業界を問わず多様な選択肢を提供しています。これにより求職者は自分に適した仕事を見つけることができるのです。
今後の雇用市場の動きには、引き続き注目が必要です。地方ごとの雇用ニーズや時給の動向をしっかりと把握し、労働市場の変化に対応した採用戦略が求められるでしょう。