大阪市役所に「FLASH」導入、EV超急速充電器が稼働
2023年10月、大阪市役所本庁舎に設置されたEV超急速充電器「FLASH」の運用が開始されました。この充電器は、テンフィールズファクトリー株式会社が手がけるものです。本社は京都府相楽郡に位置し、CEOは市川裕氏が務めています。これは大阪市環境局の取り組みの一環として、電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)の普及を目的に設置されました。
「FLASH」の設置概要
この充電器は、大阪市役所本庁舎の地下3階に位置する来庁者専用駐車場内に設置されています。広々とした駐車場には100台分のスペースが用意されており、利用者が便利にアクセスできる環境が整っています。以下は「FLASH」の設置に関する主な情報です:
- - 設置場所: 大阪市役所本庁舎地下3階、来庁者専用駐車場内
- - 充電器: FLASH 180kW
- - 充電規格: CHAdeMO、NACS
- - 利用可能時間: 月曜日から金曜日までの8時から23時まで
- - 決済方法: クレジットカード、各種QRコード決済
- - 充電料金: 44円/kWh(別途駐車料金がかかり、終日20分毎に300円、24時間最大料金は2,500円)
「FLASH」の特徴と利便性
「FLASH」は、国内で最速の充電速度を誇るEV超急速充電器です。この充電器は従来の時間課金制ではなく、充電量に応じた従量課金制を採用しており、充電器のオーナーとEVユーザー双方にメリットがあります。またユーザーにとって最も嬉しいのは、会員登録が不要であり、クレジットカード決済が可能な点です。これはガソリンスタンドを利用する感覚で気軽に使用できることを意味しています。
充電規格と対応性
「FLASH」は、日本で一般的に使用されている「CHAdeMO」規格に加え、今後普及が期待される「NACS(North American Charging Standard)」にも対応しています。この両方の充電規格を持つことにより、様々な電気自動車に幅広く対応可能です。最大180kWの充電速度を実現しており、急速充電が求められる利用者にとっては大きな利点となるでしょう。
環境への配慮と今後の展開
テンフィールズファクトリーは、再生可能エネルギーの普及に力を注ぎ、持続可能な技術を導入することを目指しています。「FLASH」によるクリーンで効率的なエネルギー提供はその一環であり、今後も県内外での設置を予定しています。これにより、次世代のモビリティ社会を支えるインフラ整備に取り組む姿勢を示しています。
今後の発展に期待が寄せられる「FLASH」。大阪市役所を起点に、電気自動車の利用促進が進むことにより、持続可能な社会の実現が加速されることでしょう。
この取り組みが多くの人々に受け入れられ、さらなる充電インフラの拡充が期待されます。