ラベル台紙リサイクル
2025-12-01 17:12:20

住友ゴム工業が始めるラベル台紙のリサイクル取り組み

住友ゴム工業のサステナブルなイニシアティブ



住友ゴム工業株式会社(社長:山本悟)は、関連会社のダンロップゴルフクラブで製造工程中に発生するラベル台紙のマテリアルリサイクルに乗り出すことを発表しました。この取り組みは、2023年12月1日に開始され、同社グループにとって初の試みとなります。

環境保護と資源循環の新たな展望



今回のイニシアティブは、一般社団法人ラベル循環協会(J-ECOL)との連携により、従来の焼却処理から脱却し、ラベル台紙を段ボールの原材料(中芯原紙)として生まれ変わらせるものです。この過程で、CO2の排出量を削減することを目的としています。従来の廃棄処理方法においては、シリコーンやポリエチレンが付着していたため、紙としての再利用が困難でしたが、新たに商流を確立することで、資源の循環を促進します。

ラベル台紙のリサイクルフロー



ラベル台紙は、ラベルやシールを剥がした後に残る紙のことですが、今までのリサイクル手法では主に焼却処理やサーマルリサイクルが一般的でした。住友ゴム工業は年間116トンのラベル台紙を自社のタイヤ工場とゴルフクラブ工場から排出しており、その内の約35トンはダンロップゴルフクラブに由来しています。これらのラベル台紙を適切に分別して回収し、最終的に再生紙の材料としてリサイクルする仕組みが確立されたのです。

気候変動への対応と循環型経済の実現



この取り組みは、2024年10月に発表された7つの重要課題(マテリアリティ)の中で「気候変動」そして「循環型経済」に対応する具体策として位置づけられています。従来のラベル台紙が焼却処理された際には、年間8.3トンのCO2が排出されていましたが、再利用の促進によりこの排出量を大幅に削減できる見込みです。さらに、通常の段ボール製造と比較しても年間34.3トンのCO2削減を実現することが期待されています。

今後の展望



住友ゴム工業は、今回のモデルを他の工場にも広げることを視野に入れており、循環型社会の実現へ貢献を続けていく意思を示しています。持続可能な未来に向けての動きは、業界全体における環境保護意識の向上と、資源利用の効率化への強い信号となるでしょう。これにより、私たちの環境負荷を軽減し、次世代にクリーンな地球を引き継ぐための一歩となります。


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