保育の現場に革新をもたらすサービス「mierun(みえるん)」は、BIPROGYによって2022年にスタートしました。このたび、デジタルとアナログを融合させる新機能が追加され、保育士や保護者のコミュニケーションを更にスムーズにします。保育業務を効率化し、働きやすい環境を実現することを目指しています。
新機能の背景
最近の保育業界では、ICT(情報通信技術)の導入が進んでいますが、実際にはその利用には壁が存在することが多いです。保育士の負担を軽減し、効率的な働き方を促進するためには、デジタル技術の活用が欠かせません。しかし実際の業務では、手書きを重視する場面も多いという現実があります。これを受けて、BIPROGYは園の実情とニーズに応じた機能追加を進めることにしました。
手書きの作業を活かす新機能
新たに導入されるAI機能では、手書きの帳票をカメラで撮影することで、自動的にデータ化することが可能となります。この機能は、手書き作業が効率的な場合でも、その成果をデジタル化できるため、保育士の負荷軽減につながります。このAIによる手書き文字の読み取りは特許出願中で、保育士にとって試行錯誤の要素を減少させる一手です。
効率的な情報入力
加えて、「mierun」には日々の活動を簡便に入力できる新しい画面が加わります。この画面では、喫食状況や排泄の状態などの情報を素早く入力でき、それが自動的に各園児の連絡帳に反映される仕組みです。これにより、保育士は業務の効率を高めつつ、必要な情報を適切に管理することが可能になります。
保育現場の未来に向けて
BIPROGYは、今後も保育現場における負荷を軽減し、保育の質向上に貢献するためのサービス改善を続ける方針です。現場での声を反映させ、子育てをしやすい社会の実現に寄与していくことを目指しています。
「mierun」とは
「mierun」は、保育施設の職員と保護者の間で、日常の連絡帳を効果的に活用できるように開発されたSaaS型サービスです。このサービスは、子どもの状況を迅速に把握し、子育てにおける最適な選択をサポートします。特に、保育士資格を持つエンジニアが開発に携わっているため、実務でのニーズを反映した改善が施されています。実際、2024年の春までに50件以上の機能改善が行われる予定です。
結論
「mierun」は、保育士がその季節や環境に合った方法で業務を進めやすいように設計されています。手書き作業の価値を保ちつつ、ICTの利点を活用したこの新機能は、さらなる保育のクオリティ向上につながるでしょう。将来的には、より良い保育環境の整備が進むことが期待されます。