高精度放射線治療の新たな選択肢
アキュレイが提供する高精度放射線治療装置「サイバーナイフシステム」が、三叉神経痛治療の適応を追加しました。この革新的な技術は、これまで以上に多様な治療選択肢を患者に提供することになります。
三叉神経痛とは?
三叉神経痛は、顔の感覚を脳に伝える三叉神経に異常な刺激が生じることで、突発的な強い痛みが顔に現れる病気です。この痛みは非常に激しく、数秒間続くこともあり、患者にとっては肉体的・精神的に大きな負担です。発症率は約10万人あたり4~5人で、特に高齢者や女性に多く見られます。
従来の治療法とその限界
三叉神経痛の治療には薬物療法が一般的に用いられますが、8割以上の患者が一時的に症状が改善するものの、徐々に効果が薄れるケースも少なくありません。特に高齢者や手術に耐えられない患者にとって、手術が難しい場合には放射線治療が考慮されることがあります。
サイバーナイフシステムの特徴
サイバーナイフは、サブミリメートル精度で病巣に放射線を照射することができる定位放射線治療装置です。気になる腫瘍に対して必要な放射線量をスピーディーかつ高精度に照射します。これにより、腫瘍だけでなく、神経疾患の治療にも対応できるため、使用範囲が広がっています。これまで主に頭蓋内腫瘍の治療に使用されてきましたが、その適用範囲が整形外科腫瘍にまで拡大しています。
最近の適応追加により、サイバーナイフシステムは三叉神経痛にも対応できるようになりました。これにより、従来の治療法と比べて身体にかかる負担を軽減しながら、痛みの軽減を図ることが可能となります。
医師の声
春日居サイバーナイフ・リハビリ病院の総院長、髙橋弘医師は「三叉神経痛で苦しむ患者の多くが、薬物治療に限界を感じています。定位放射線治療は心身への負担が少なく、この新しい治療法によって、より多くの方々に希望をもたらすことができると信じています」と述べています。
これからの展望
アキュレイの代表取締役社長、穂積重紀氏は、サイバーナイフの進化に自信を持っています。「日本でのリリース以来、サイバーナイフは20年以上の歴史を持ち、その間に技術も大きく進歩してきました。三叉神経痛に対する治療の選択肢が増えることで、患者の生活の質が向上することを願っています」と語ります。
この新しい治療法が実際に保険適用された際、多くの三叉神経痛患者にとって、待望の治療となることでしょう。
まとめ
アキュレイのサイバーナイフシステムは、低侵襲でありながら高い治療効果をもたらすことが期待されています。日常生活に戻るための新たな希望として、多くの患者に支持されることでしょう。詳しくは、公式サイトを訪れてみてください。
サイバーナイフ システムの詳細はこちら
サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム(承認番号:22200BZX00721000)
サイバーナイフM6シリーズ(承認番号:22600BZX00126000)
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