善都とスタートアップはこぶんが協業
愛知県名古屋市に本拠を置くSTATION Aiは、パートナー企業との連携を強化するため、善都とスタートアップのはこぶんと共に、顧客ニーズの把握を目指した実証実験を開始しました。この取り組みでは、特にパチンコ業界における顧客の本音を探ることが主な目的となっています。
実証実験の狙い
本実証実験の大きなテーマは「顧客の声を可視化すること」です。善都が運営するパチンコホール「ZENT」において、はこぶんが提供するデジタルレター型VOC(Voice of Customer)収集ツール「ホンネPOST」を導入し、来店客が自発的にその意見を投稿する仕組みを構築します。この方法によって、従来のアンケートでは収集が難しかった本音の声を、リアルタイムでキャッチすることが可能になるのです。
背景と課題
パチンコ業界は、遊技台ごとの稼働データが豊富にある一方で、それらを個々の顧客データと結びつけることができていないという課題があります。このため、顧客の実際のニーズ、例えば「どうして来店したのか」、「出玉以外にどんな体験を求めているのか」といった情報の把握が困難です。従来のアンケート方式では、あらかじめ設定した質問に答えさせる形式が多く、顧客の潜在的なニーズを引き出すには限界がありました。
このような問題を解決すべく、善都はSTATION Aiの有償支援プログラム「SKIP Focus」に応募しました。その結果、スタートアップ企業のはこぶんとの連携が成立し、本実証実験の運びとなったのです。
実証実験の実施方法
「ホンネPOST」は、来店客が簡単に投稿でき、また「伝えたくなる体験設計」によって顧客の声を集めることができる高度なツールです。このツールを善都のZENTの各店舗で導入することで、顧客の生の声をリアルタイムで収集・分析し、生成AIを活用して感情を数値化します。最終的には、これらの情報をもとにZENTのサービス向上につなげることを狙いとしています。
目指す成果と未来
本実証実験の目標は、2カ月間で1,000件の顧客声を収集することです。具体的には、愛知県や岐阜県の一部店舗において、実施される予定です。収集されたデータは、今後のサービス開発、顧客のリピート施策など、多岐にわたる展開に活用される予定です。
STATION Aiの支援プログラム
STATION Aiの「SKIP Focus」は、企業が抱える課題を整理し、それに応じた協業テーマを設計し、マッチングを行うオープンイノベーションプログラムです。約6カ月間を通じて、各社に専属のオープンイノベーションコーディネーターが伴走します。これは、企業が新しいビジネスを創造し、人材育成も同時に進めるための重要な支援となるでしょう。
このように、善都とスタートアップのはこぶんによる協業は、パチンコ業界の未来を見据えた重要な第一歩として、多くの期待を寄せられています。顧客の声を活かすことで、サービスの質をさらに向上させ、顧客満足度の向上につなげていくことが期待されています。