食の稼ぐ力プロジェクト
2025-09-29 18:48:33

広島県が支援する「食の稼ぐ力」プロジェクトの新たな挑戦と採択チーム

広島県による食のイノベーション推進「R7年度 Hiroshima FOOD BATON」



広島県が進める「R7年度 Hiroshima FOOD BATON」は、食のビジネスを通じて地域の農水産業の「稼ぐ力」を高めるためのプログラムです。この取り組みは、農水産業者や関連企業が協力し、新しいビジネスモデルを創出することを目的としています。本稿では、今回採択された3つのプロジェクトについて詳しくご紹介します。

採択されたプロジェクト一覧



1. 田万里家RICE DONUTプロジェクト
- 代表者:井本 喜久(農ライファーズ株式会社、竹原市)
- 概要:竹原市の限界集落、田万里町発の米粉ドーナツブランド「田万里家RICE DONUT」を中心に、地域の農産物や観光を活かしたスイーツブランド構築を目指します。このプロジェクトは、県内の農水産事業者とのコラボ商品開発や、観光地での販売、EC展開など多角的な販路を整備し、健康志向の旅行客をターゲットにします。最終的には地域の田んぼ再生を促進し、持続可能な農村経済の活性化を図ります。

2. SETOUCHI HERB TEA
- 代表者:加藤 靖崇(みなと組、尾道市)
- 概要:県内で育てられたハーブを使用し、新たな特産品としてブランド化。化学薬品を使用しない栽培を行い、ハーブを個包装してホテルのアメニティや広島土産として展開します。このプロジェクトは、加工業務を強化し、農家と契約することで持続可能な収益モデルを確立することを目指しています。

3. わらしべ農家プロジェクト
- 代表者:守分 勇馬(けわりも農店、東広島市)
- 概要:食品工場から出る副産物や未利用資源を農業資材に転用し、廃棄物の減少と使用資源の最大化を図ります。このプロジェクトでは、汚泥を肥料にし、余剰の壁紙を防草シートとして再利用する取り組みを展開。また、市場の規格外商品を地域の飲食店や食品加工業者に供給し、生産者の所得向上を目指します。

プログラムの目的と展望



「Hiroshima FOOD BATON」は、2025年4月30日から新しいビジネスモデルを募集しており、広島県内の農水産事業者と連携することで地域経済の発展を狙います。募集テーマは、生産物の新たな価値提案からフードロスの解決、循環型ビジネスの創出まで多岐にわたり、特に地域密着の取り組みが重視されています。

このプログラムを通して、広島県は地域の農水産業者の経済的自立を支援し、職業機会を創出することで、地域コミュニティの活性化を目指しています。今後の募集期間は令和7年4月30日から7月18日までで、詳細は特設サイトで確認できます。

まとめ



「Hiroshima FOOD BATON」は、食を通じて地域の価値を再発見し、経済的な持続可能性を導くプロジェクトです。今回は3つの意欲的なチームが採択され、彼らの挑戦が地域の農水産業の発展に大きく寄与することが期待されています。未来の食文化を支えるため、ぜひご注目ください。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
合同会社MHDF
住所
東京都千代田区飯田橋3丁目6-7
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。