コクヨの新たな挑戦、アクセシブルコードを搭載した紙パッケージの導入

近年、環境への関心が高まり、特にプラスチックの削減が求められる中で、文具業界でもその流れは顕著です。そんな中、コクヨは新たに紙パッケージの導入を決定しました。この新しい取り組みは、ただの包装方法の変更だけでなく、全てのお客様に向けた「使いやすさ」を見据えたものです。

コクヨが採用したのは、業界初となる多言語表示と音声対応が可能な「アクセシブルコード」です。このコードを使うことで、スマートフォンから簡単に商品の情報にアクセスでき、多様な言語での指示や説明が行えます。特に、視覚障がいをお持ちの方にも配慮したこの技術は、商品についての理解を深める手助けとなります。

従来の金属製の文具は、透明なブリスターパックに入れられることが主流で、商品の機能性を示すのが難しい点がありました。新たな紙パッケージでは、商品の顔が見えやすく、利用シーンを表現した写真なども利用されることで、使い方や価値が直感的に理解できるようになります。

また、この紙パッケージの内側には最大で6面にわたって情報を印刷できるスペースがあり、商品の詳細や使用方法を分かりやすく整理することが可能です。これにより、消費者は必要な情報をスムーズに把握できるようになり、購買行動が促進されることが期待されます。

コクヨはこの新たなパッケージデザインを「HOWS DESIGN」と名付け、持続可能な社会の実現に向けての一環として取り組んでいます。このデザインプロセスは、ユーザーの意見や体験を通じて生まれる共創を目指しており、これにより、より多様なニーズに応える製品作りを進めているのです。

導入開始は12月11日からとされており、店舗によっては展開日が異なるため、事前に確認が必要です。「今後も環境に優しい製品作りを進め、誰もが使いやすい文具を提供したい」と、コクヨの担当者は語ります。これぞ、私たちの日常を少しでも快適にしてくれる、感動的な挑戦です。コクヨの挑戦が、今後の文具業界にどのような影響を及ぼすのか、大いに注目です。