川村康文氏と小林尚美氏が手がける新しい幼児STEAM教育の形

幼児期の探求心を育む新プロジェクトの始まり

最近、幼児向けの教育プログラムにおいて、注目を集めているのがSTEAM教育です。それは科学（Science）、技術（Technology）、工学（Engineering）、アート（Arts）、数学（Mathematics）を組み合わせた教育手法です。特に、探究心や創造力を育てる効果があるとされており、現在、日本でもその必要性が高まっています。そんな中、川村康文氏と小林尚美氏という二人の専門家が、株式会社MIRIDEと手を組み、幼児教育の未来を切り開くプロジェクトを立ち上げました。

STEAM教育の重要性と現状の課題

私たちの社会はAIやテクノロジーの進化により、子どもたちに「自ら考え、動く力」を求めています。しかし、日本の幼児教育においては、幼児向けSTEAM教育が不足しているのが現実です。これに対し、川村氏と小林氏は、幼児期の非認知能力を重視した教育モデルを実現するための取り組みを開始しました。非認知能力とは、自己理解や周囲との関係性といった、一見見えない力を指します。この能力は、幼少期に最大限に発揮されることが多く、特に重要視されています。

「非認知×STEAM」の概念

川村氏と小林氏が目指すのは、「非認知×STEAM」のモデル構築です。これは、幼児期に必要な探究心や自己肯定感を育むための教育手法であり、子どもたちが「何で？」や「やってみたい！」という感覚を育てられるような体験を提供しようとしています。今後、MIRIDEはこの教育モデルを日本中に広めることを目指して活動していきます。

具体的な活動内容

MIRIDEでは既に東京都内の複数の幼稚園で幼児向けSTEAM教育を実践しています。それらの園では、子どもたちが安心して集中できる環境を整え、自然な探究体験を積み重ねることにフォーカスしています。このような体験は、将来の学び続ける力や『自ら考えて動く力』につながります。特に、五感を刺激することで、子どもたちの探究心を引き出す教育手法が実践されています。

今後の展望

今後、MIRIDEは、さらに多くの教育機関や団体との連携を進め、子供たちに平等な学びの機会を与えるべく努力していく方針です。川村氏は「子どもは本来探究心のかたまりであり、それを引き出すのが教育の鍵」と述べています。また、小林氏も「子どもは感じ、つかみ、ことばにして育つ存在である」と語り、子どもたちの育ちを見つめる重要性を強調しています。