地域金融機関と連携した脱炭素支援の新たな取り組み

地域経済の未来を切り開く脱炭素支援

株式会社NEXYZ.が、東濃信用金庫との業務提携を発表し、地域密着型の脱炭素支援に乗り出しました。この連携により、地域の事業者に対してLED照明やその他省エネ設備の導入を推進し、環境負荷の軽減を図ります。NEXYZ.は東京都渋谷区に本社を構え、東濃信用金庫は岐阜県多治見市に本店を設ける地域金融機関です。両社は、今後の持続可能な地域社会の実現に向けて協力していきます。

提携の背景と目的

東濃信用金庫は1979年に設立され、岐阜県と愛知県を中心に54店舗を展開し、「地元と共にあり、共に栄える」ことを理念に掲げています。中小企業を支える地域金融機関として、経営者たちのニーズを敏感に察知し、実際に役立つサービスを提供しています。

一方、NEXYZ.は、初期投資0円でLED照明やエアコン、冷蔵庫といった業務用設備を導入できる「ネクシーズZERO」サービスを展開しており、脱炭素化の一環として利用が進んでいます。このプログラムは、エネルギーコストを削減するだけでなく、CO₂排出量の削減にも寄与します。

具体的な支援内容

業務提携の具体的な内容として、NEXYZ.は東濃信用金庫のお客様に対し、 LED照明の導入を支援し、これによる省エネ効果を可視化したレポートも提供します。このレポートは、顧客企業が自身のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを可視化し、投資家や顧客に成果をアピールする手段として利用可能です。

地域へもたらす影響

地球温暖化対策やカーボンニュートラルの実現は、企業だけでなく地域全体の課題でもあります。特に、政府が2030年までにLED照明化の100%導入を目指していることもあり、地域の中小企業がこの流れに乗ることは重要です。現段階でのLED照明化の進捗率は61.7%に止まっているため、今後一層の取り組みが必要とされています。

NEXYZ.のさらなる展開

NEXYZ.はこれまでに106社以上の銀行・信用金庫との提携を結び、11社の地域子会社を通じて36の拠点で地域密着のサービスを展開しています。このパートナーシップにより、地域の中小企業への深い理解ときめ細かな支援が可能となるのです。このように、地域経済を活性化させる取り組みは、脱炭素社会の実現のための道筋を示しています。