三菱UFJニコスがクレジットカード入会申込フォームに、ショーケースが提供する「フォームアシスト」の機能である「ステップフォーム」を導入しました。この取り組みにより、同社は申込完了率の向上を目指しています。
ステップフォームの特徴
ステップフォームは、従来の単一ページに長い入力項目が集中する形式から、数ページにわたって分割された形式に変更されました。この方法は、ユーザーが感じる心理的負担を軽減し、入力しやすい環境を提供します。導入後、三菱UFJニコスでは、実際にコンバージョン率が5%向上したとのことです。
具体的には、ステップフォーム導入前は16項目もの必須情報を1ページに詰め込んでいました。これに対し、導入後は項目を一つずつ入力させることで、ユーザーが「長い」と感じないよう配慮しています。また、入力エラーが発生した場合、次のページに進む前に表示されるアラートによって、問題の場所が分かりやすくなります。
導入の背景
三菱UFJニコスは、ウェブサイトの申込フォームの改善に力を入れており、ユーザーが離脱する理由である「長時間かかる」「入力が面倒」といった不満を軽減することを目指していました。DX(デジタルトランスフォーメーション)を進める中で、ショーケースのEFOツール「フォームアシスト」は大きな助けとなったようです。フォームアシストは、特に企業と顧客間のコミュニケーションを円滑にし、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために必要不可欠な要素とされているのです。
フォームアシストの役割
フォームアシストは、業界トップのシェアを誇るEFO(入力フォーム最適化)ツールで、ユーザーからの離脱を改善するための設計がなされています。国内には5,000以上の導入実績があり、多様な業界においてウェブマーケティングの専門家が、統計データに基づいて分析を行い、フォームへ適切な改善を施しています。これにより、フォームの使い勝手が向上し、ビジネス全体のパフォーマンスに直結する結果が得られるのです。
日本のEFO市場
日本では、入力フォームに対する離脱率が最大70%に達することがあるとされています。この事実は、いかに入力が煩雑であるか、ひいてはユーザーが感じるストレスに大きく影響していることを示しています。フォームアシストのようなEFOツールは、単に機能を改善するだけでなく、顧客の満足度を高めるために必要不可欠です。
今後の展望
ショーケースは今後もステップフォームを通じて、クライアントのウェブサイトにおけるコンバージョン改善を目指していくと発表しています。デジタル環境における顧客との接点をよりスムーズにし、「不」を解消する取り組みを続けていく方針です。顧客体験の向上を図るための様々な施策に期待が寄せられています。
さらに、三菱UFJニコスは、公式サイトにて今回の導入事例の詳細を掲載しており、これからのデジタルトランスフォーメーションの一環として注目されることでしょう。