EVバス試乗会が新潟で開催
新潟市の新潟医療福祉大学で、7月3日(木)に「EVバス試乗会・脱炭素施設導入発表会」が行われました。このイベントは、同大学への通学用EVバスの納車を記念し、地域における公共交通や施設での脱炭素化の事例を広く紹介することを目的としています。
約30名の自治体や企業の関係者が参加し、この問題への関心の高まりを示しました。愛宕商事株式会社の高橋克郎代表取締役や新潟医療福祉大学の西澤正豊学長、他様々な関係者が登壇し、テープカットを行いました。
イベントの内容
会場では、愛宕商事によるEVバスの導入事例、新電力新潟による太陽光発電の導入説明、株式会社クレイズプランと株式会社国際総合計画によるZEB(Net Zero Energy Building)仕様の施設紹介がありました。これらは、地域の脱炭素化に向けた最新の取り組みとして、参加者に重要な情報を提供しました。
また、参加者は実際にEVバスに試乗する機会もあり、その乗車体験を通じてEV化の実際のメリットや今後の導入可能性について具体的な検討を促されました。
様々な意見
愛宕商事の高橋は、脱炭素化は地球全体の課題であるとし、同社では省エネ商材や再生可能プラスチック製品の提供、カーシェアの導入などに注力していると述べました。「新潟県内初のEVスクールバスが納車されたことは大変光栄です。地域の持続可能な社会づくりに貢献したい」という意欲も表明されています。
新潟交通観光バスの関係者は、EVバスの導入には多くの課題があると懸念を示しました。特に、車両価格や蓄電池の航続距離、充電設備のコストなどは慎重な判断を要する問題です。これに対して、地域の透明性ある情報提供が求められています。
開催概要
- - 日時: 2025年7月3日(木)15:30~17:00
- - 会場: 新潟医療福祉大学 第11研究・実習棟101講義室
- - 主催: 愛宕商事株式会社
- - 参加者: 約30名(自治体、企業関係者など)
このような取り組みを通じて、地域は持続可能な社会の実現に向けて重要なステップを踏み出しています。地域の皆で協力し合い、未来の環境保護に寄与できるよう、さまざまな施策が進められています。