透明水彩画家免田信親氏の名作を集めた新画集のご紹介

透明水彩画家免田信親の新たな試み

日本の自然が生み出す四季。そんな美しい風景を透明感あふれるタッチで描き続けた免田信親氏の画集『やすらぐ透明水彩画集』が、Amazon限定で発売されました。この画集には、40代で再び水彩画に目覚め、本格的に学び始めた彼の集大成とも言える作品群が収められています。

免田信親氏の背景

免田氏は子供の頃から絵を描くことが大好きでしたが、社会人になるとその情熱は薄れていきました。しかし、40代の英国赴任時代に、透明水彩の巨匠アルウイン・クローショー氏の作品と出会ったことで、水彩画に戻るきっかけを得ました。その後も帰国後は著名な画家小林修一氏に師事し、定年後には個展の開催や地域でのスケッチ活動を始めました。普段は服部緑地公園を拠点に仲間たちと四季折々の自然を感じながらスケッチをする日々を送っています。

画集の内容

新刊『やすらぐ透明水彩画集』には、免田氏が長年描いてきた透明水彩画の中から、特に心に残る風景や情景を厳選して収録しています。作品は、写実にこだわり続けた初期のものから、最近の心象風景を描いた作品に至るまで多岐にわたります。彼自身も「以前は風景を忠実に写し取っていましたが、今は自分が感じた“心象”を描くようになってきました」と語り、時の流れと共に変化する表現を楽しんでいるようです。

この画集には、一枚一枚に季節と心の記録が込められています。透明水彩だからこそ表現できる優しさと奥行きが、静かに語りかけてくる作品の数々に魅了されることでしょう。

免田信親の個展履歴

免田信親氏は、これまで数回にわたって個展を開催してきました。2007年には道頓堀の「ギャラリー香」にて、彼の妻と共に「透明水彩と手作りバッグの二人展」を開催しました。その後も同場所で数回の展示を行い、2017年には米国のアートシーンにも触れる機会を得るなど、アーティストとしての活動を続けています。毎年のように三ヶ年ごとのスケッチ展も行い、多くの人々に彼の作品を触れさせてきました。