エナリスがNEDOのフレキシビリティ技術開発事業に参画

エナリス、NEDOのフレキシビリティ技術開発事業に新たに参加



株式会社エナリスは、東京都千代田区に本社を構えるエネルギーサービス会社であり、このたび国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)における「2025年度 電源の統合コスト低減に向けた電力システムの柔軟性確保・最適化のための技術開発事業」に参画することとなりました。本事業では、10者と共同で「DER等を活用したフレキシビリティ技術開発」に取り組み、再生可能エネルギーを主力電源化するための新たな仕組みを模索しています。

フレキシビリティ技術の重要性



第6次エネルギー基本計画においては、再生可能エネルギーを主力電源として利用することが強調されています。この目標を達成するためには、分散型エネルギーリソース(DER)を効果的に活用し、エネルギー供給の柔軟性を高めることが不可欠です。本事業では、これまでに蓄積された知見を基に、系統混雑の緩和や需給バランスの維持に向けた技術開発が行われます。

エナリスの役割



エナリスは本事業におけるアグリゲーターとしての役割を担い、家庭用蓄電池やハイブリッド給湯器といった低圧リソースを集約・制御するメカニズムの確立を目指します。この取り組みを通じて、系統混雑の緩和技術に関するデータの収集と分析を行い、その結果をフィールド実証で検証します。

プロジェクトの内容


  • - 予測精度を考慮したフレキシビリティ運用方法の確立
  • - セーフティネット技術の確立
  • - プラットフォーム機能に必要な技術の開発
  • - DERの運用技術の検討

これらの活動は、2025年7月から2027年3月の期間で実施される予定です。エナリスは、自己の技術力を活かし、DERの運用手法を確立することを目指しています。また、フィールドでの実証を通じて、成功事例を積み重ねていくとしています。

地域貢献と未来の展望



エナリスが取り組むこの事業は、栃木県那須塩原市を実証エリアとしており、地域のエネルギー効率化にも寄与することが期待されています。家庭用蓄電池の余剰電力を活用することで、地域のエネルギー管理に新たな価値を提供しています。

今後、エナリスは、再生可能エネルギーのさらなる活用を促進し、持続可能な社会を実現するための仕組みを構築していく考えです。こうした取り組みが未来のエネルギー供給システムの革新につながることを目指しています。

まとめ



エナリスの参加するこのプロジェクトは、国が推進する再生可能エネルギーの主力化に向けた重要な一歩となるでしょう。エナリスの蓄積されたノウハウを基に、フレキシビリティを活用した新たな電力供給体制の構築が進められる中、地域や社会全体に及ぼす影響にも期待が寄せられています。エナリスは、社会全体の電力の安定供給と持続可能な未来を実現するために、引き続き革新を追求していく所存です。

会社情報

会社名
株式会社エナリス
住所
東京都千代田区神田駿河台2-5-1御茶ノ水ファーストビル 14F
電話番号

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