北海道企業が出展する第52回国際福祉機器展
令和7年(2025年)の10月8日から10日まで、東京都の東京ビッグサイトで開催される「第52回国際福祉機器展&フォーラム」が注目を集めています。この展示会には、北海道から8社が参加し、高齢化社会のニーズに応える最新の介護・福祉製品を紹介します。特に、道内企業の多様な取り組みや開発が期待されており、来場者はこの機会を通じて新しい技術や製品に触れることができます。
活況を見せるヘルスケア関連産業
近年、急速に進む高齢化が日本の社会に多大な影響を及ぼしています。この問題に対して、ヘルスケア関連産業は新たな成長市場として注目されています。特に介護や福祉分野に関する製品は、より安全で快適な生活を提供し、多くの人々の生活の質を向上させる可能性を秘めています。
出展企業と製品の紹介
1. 株式会社アビサル・ジャパン(札幌市)
介護の現場での負担を軽減するために開発された、「Wケア『拭いて保湿、塗って守る』」というスキンケア用品が注目されています。この製品は、洗浄と保湿の作業を同時にこなすことができ、時短を実現します。
2. 特定非営利活動法人カムイ大雪バリアフリー研究所(旭川市)
「快適AQURO KAI」という車いすは、砂利や雪道でも安全に走行できるよう設計されています。高齢者や障がい者の移動の自由を助ける革新的な製品です。
3. 株式会社サンクレエ(札幌市)
AI技術を活用した「MotionMatrix」は、歩行動作を可視化するツールで、利用者の姿勢を改善する手助けをします。これにより、安全で効率的な移動のサポートが期待できます。
4. 株式会社つえくつ(札幌市)
滑りにくい靴型杖先ゴム「つえくつ」は、外出時の安全性を高めるために設計されています。高齢者が安心して歩ける環境を提供します。
5. 株式会社トレリハ(札幌市)
デイサービス向けの運動プログラムを自動で作成できる「トレpro」は、介護現場の効率化を実現しています。これにより、限られた時間内で質の高いサービス提供が可能です。
6. 株式会社Mintime(札幌市)
訪問看護・介護向けの業務管理システムには、文章自動作成機能と「急変見守りAI」が搭載されており、利用者の変化を早期にキャッチすることが可能です。
7. 株式会社メディカルプロジェクト(札幌市)
入浴中のバイタルサインを検知し、異変があればスマートフォンで通知する「浴槽見守りセンサー」は、入浴時のリスクを軽減します。
8. 株式会社ロケットスタジオ(札幌市)
障がいがある方のコミュニケーションを支援するアプリ「コミュニケーションボード」は、日常生活での意思伝達をスムーズにします。
展示会の詳細
「第52回国際福祉機器展&フォーラム」の開催日時は、2025年10月8日(水)から10日(金)までの3日間で、時間は10:00から17:00(最終日は16時まで)です。ドメイン内の西展示棠4ホール、ブース番号W-3111にて、北海道企業の出展を予定しています。
来場者には、北海道の先進的な介護・福祉技術を体験し、地域の企業とのネットワーク形成の機会を提供します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。詳細については、
こちらから確認できます。
展示会URL:
https://hcr.or.jp/