金融庁主催の「記述情報の開示の好事例に関する勉強会」参加募集
2024年8月5日、金融庁は「記述情報の開示の好事例に関する勉強会」の参加企業を募集することを発表しました。この勉強会は、企業の開示方法の充実を目指し、投資家やアナリスト、有識者と企業の代表者が集まり、様々な意見交換を行う重要な場となります。
勉強会の目的と概要
この勉強会は、2018年から毎年行われており、企業の有価証券報告書における優れた開示事例を共有し、開示の充実に貢献することを目的としています。今年も開催されるこの勉強会では、参加する企業は自社の開示内容やその背景、開示プロセスの工夫などを発表します。また、投資家等からは期待される開示内容についての意見をいただくことが予定されています。
勉強会の開催日程
勉強会は以下のように複数回開催されます。各回のテーマに沿った内容で構成されており、参加者にはさまざまな知見を得る機会が与えられます。
- - 第1回: 2024年9月11日(水)15:30-17:30 サステナビリティ①(全般的要求事項、個別テーマ)
- - 第2回: 2024年10月7日(月)13:00-15:30 サステナビリティ②(気候変動関連等)
- - 第3回: 2024年11月13日(水)15:30-18:00 サステナビリティ③(人的資本、多様性及び人権)
- - 第4回: 2024年12月12日(木)13:00-15:00 コーポレート・ガバナンス(概要、監査状況、株式保有状況)
- - 第5回: 2025年1月16日(木)13:00-15:00 重要な契約、経営方針、MDA
- - 第6回: 2025年2月17日(月)13:30-15:00 中堅・中小上場企業の開示例
参加条件と応募方法
参加を希望する企業は、上場企業である必要があります。参加を希望する企業には、金融庁の提供するリンクから申し込みを行う必要があります。応募期間は2024年8月5日から8月26日までです。各企業には参加通知が行われ、参加企業の人数に制限がかけられる場合もありますので、事前にご了承ください。
参加する意義
本勉強会は、企業が開示を進める上で非常に重要な機会となります。特に開示が進んでいる企業にはさらなる充実を目指していただき、新たに取り組む企業には開示力を高める支援となることを期待しています。投資家にとっても重要な情報を得る場となるため、金融市場の発展にも資すると考えられています。
金融庁の取り組みを通じて、企業の透明性が向上し、投資家への信頼性が高まることが望まれています。関心のある企業はぜひ参加を検討し、投資家との対話を通じた新たな発見を楽しんでいただきたいと思います。