新型試験装置登場
2025-11-06 10:25:23

エスペック、新型高度加速寿命試験装置を発表!大型基板にも対応

エスペック、高度加速寿命試験装置の新モデルを発表



エスペック株式会社(本社:大阪市北区、社長:荒田知)は、2025年10月に発売する新型の高度加速寿命試験装置(HAST CHAMBER)「EHS-222M-L」を発表しました。このモデルは、大型基板に対応した初の試験装置として登場し、一度の試験で大量の試料を評価できるよう設計されています。これにより、電子部品の開発期間を短縮し、高い信頼性を確保するための助けとなることが期待されています。

高度加速寿命試験装置とは?


高度加速寿命試験装置は、電子部品などの寿命や故障モードを評価するための重要な機器です。この装置は、高温・高湿・圧力の3つのストレスを同時に試料に加え、短期間でその信頼性を測定します。近年、生成AIやデータセンター、自動運転技術の発展に伴い、小型で高性能な電子部品が求められるようになり、加速試験の需要が非常に高まっています。

新モデルの特長


新型のEHS-222M-Lは、従来機種の内寸394mm×426mmの奥行きを200mm拡大し、394mm×626mmとすることで、大型基板(例:290mm×460mm、220mm×470mm)に対応します。また、試料への電圧や信号印加用の端子も1000Vの36pinから120pinへと増加させることにより、一度の試験で多くの試料を扱うことが可能になります。

この変更により、試験効率が向上し、開発期間の短縮が実現されます。特に、端子数や通電試験に必要な治具は顧客のニーズに応じてカスタマイズでき、最適な試験環境を提供できるのが大きなアドバンテージです。

作業効率を上げる最新の技術


新モデルでは、コネクタブロックを採用しており、これにより面倒なはんだ付け作業や端子番号確認の手間を省くことができます。配線作業が簡素化されることで、試験の準備時間を大幅に削減できるでしょう。

製品概要


  • - 温度範囲: +105.0°C~+142.9°C
  • - 湿度範囲: 75%~100% rh
  • - 圧力範囲: 0.019MPa~0.193MPa(Gauge)
  • - 内法(mm): φ394 × D626
  • - 外法(mm): W1000 × H1713 × D1200

今後の展望


エスペックは、AIや自動運転などの最先端技術分野のニーズに応えるため、製品ラインナップの拡充を目指し、さらなる研究開発に注力していく構えです。新技術の導入により、企業の成長と顧客満足度の向上に貢献することが期待されています。

詳細はエスペックの製品ページで確認できます。エスペックの新たな試験装置にぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
エスペック株式会社
住所
大阪府大阪市北区天神橋3-5-6
電話番号
06-6358-4741

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