2025年開業、都市と自然を楽しむ新たな街「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」
2025年9月1日、東京都港区芝浦に新たな街「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」が全体開業します。野村不動産株式会社と東日本旅客鉄道株式会社の共同プロジェクトによるこの施設は、都市と自然を融合させた「TOKYO&NATURE」というコンセプトを掲げています。
このプロジェクトの重要な役割は、ベイエリアと東京都心部をつなぎ、その結果、地域の活性化と価値向上を図ることです。開発には共創型のまちづくり組織「芝東京ベイ協議会」も設立され、地域のステークホルダーと協力して課題解決に取り組んでいきます。
BLUE FRONT SHIBAURAの特徴
「BLUE FRONT SHIBAURA」は、自然環境と都市機能を調和させた空間を提供します。タワーSは、約550,000㎡の延床面積を持ち、ラグジュアリーホテル、オフィス、商業店舗などを備えた複合施設です。また、特に注目すべきは、商業エリアのデザインで、空、海、緑といった自然の要素とのつながりを意識した設計がなされています。
タワーの外壁はカーテンウォール構造を採用しており、周囲の景観を映し出すデザイン。室内からは、空や海、街の変化をダイナミックに体感できる空間が広がります。また、テラスから感じられる風は、訪れる人々に心地よい体験を提供します。
地域活性化のための取り組み
「芝東京ベイ協議会」は、地域課題の解決に向けてさまざまな施策を実行します。「新たな回遊性向上施策」、「地域資源を活かしたコンテンツ開発」、「スマートシティサービス導入」の3つの重点施策に注力し、街全体の魅力向上を目指します。
具体的には、モビリティやMaaS (Mobility as a Service) の導入検討や、地域資源を活かしたコンテンツの開発が進められています。これにより、地域に住む人々、働く人々、また訪れる人々に対して魅力的で便利な体験を提供します。
舟運ネットワークの拡充
本プロジェクトでは、舟運ネットワークの形成にも力を入れています。2019年には日の出ふ頭小型船ターミナルが整備され、さらにTOWER Sの開業と共に新たな船着場「BLUE FRONT SHIBAURA PIER」が設けられる予定です。また、舟旅通勤の実現に向けた取り組みも行い、晴海と芝浦・日の出を結ぶ「BLUE FERRY」の運航を開始します。
このように、アクセスの良い船着場を用いることで、舟運の利用がより身近なものとなり、日常の交通手段の一部としての役割を果たすことが期待されています。バリアフリー対応の改修も進め、誰もが利用しやすい環境づくりを目指します。
まとめ
「BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S」は、都市と自然の融合を体現した未来の街の象徴です。これからの発展を期待されるこのプロジェクトは、地域の豊かさと魅力を高め、市と海、自然が調和した新たなライフスタイルを創出する場となるでしょう。開業までの進展に注目が集まります。