日本中学生チーム、世界アプリ大会で偉業達成!
先日、米国カリフォルニア州のサンタクララで開催された「Technovation Girls 2024」のWorld Summitにおいて、日本から参加した中学生チーム「Spes Dojo」が、世界123カ国からの11,000チームの中からJunior部門のファイナリストに選ばれ、そして唯一無二のTechnology Awardを受賞しました。この快挙は、日本人として初めての出来事であり、多くの人々が祝福しています。
Technovation Girlsとは?
Technovation Girlsは、米国のNPOが主催する、10代の女子およびジェンダーマイノリティを対象にしたテクノロジー教育のプログラムです。Waffleという特定非営利活動法人が日本での出場者を支援しており、2024年の大会では、過去最多の409人が参加。Spes Dojoは、日本代表としての期待を背負って挑み、素晴らしい成果を挙げました。
受賞したアプリ「Oripal」
「Spes Dojo」は、Coder Dojo瑞穂のサポートを受けた3名の中学生から成るチームです。彼らは遠く離れた場所からオンラインで協力し、認知症予防をテーマにしたAIベースの折り紙アプリ「Oripal」を開発しました。このアプリでは、ユーザーとのコミュニケーションにChatGPTを使用し、折り方の説明には3DアニメーションとWhisperAPIを活用。それにより、視覚的にも分かりやすいガイドを提供しています。日本の伝統文化を生かしつつ、認知症予防に貢献するこのアプローチが高く評価され、Technology Awardの受賞に繋がったのです。
チームの努力とプロセス
これまでの受賞歴を持つSpes Dojoは、2022年から技術に取り組んでおり、その成果を一つ一つ積み重ねてきました。今回の受賞に至るまで、チームは利用者となる高齢者の意見を取り入れるなど、長い時間をかけて開発を進めました。彼らは実際の声を反映させることで、見込まれる効果を高めるよう尽力しました。
受賞後の反応
受賞が発表されると、Spes Dojoのメンバーは驚きと喜びの声を上げました。「本当にびっくりしました。Technology賞が取れてとても嬉しいです!」と語り、それぞれの作業における苦労や達成感を共有。こうして新たなチャンスを得た彼らは、次なる挑戦への期待を膨らませています。
Waffleのコメント
今年のTechnovation Girls World SummitにおけるSpes Dojoの業績に対して、NPO法人Waffleの関係者も非常に喜んでいます。「Oripal」は認知症予防という重要なテーマに挑むアプリであり、今後も多くの若者がIT分野で活躍することが期待されています。
今後の活動と募集について
Waffleは引き続きの教育や支援の拡充を目指しています。次年度のTechnovation Girls 2025に挑戦する参加者はただいま募集中です。このプログラムは、IT分野に興味のある女子やノンバイナリーの若者にとって、大きなステップとなることでしょう。詳しい情報は公式ウェブサイトで確認できます。
Waffle公式ウェブサイト:
認知症予防をテーマにした「Oripal」は、日本の美しい伝統文化を新たな形で未来に繋げる役割も担っています。今後の彼らの活躍にも目が離せません。