てんかん患者とご家族を支える新機能が登場
「nanacara」と「harmoおくすり手帳」の連携
てんかんを抱える患者とその家族に向けた支援プラットフォーム「nanacara(ナナカラ)」が、電子おくすり手帳である「harmo(ハルモ)」との連携機能を提供し始めました。この新機能により、ユーザーはアプリ上で調剤に関連するデータを簡単に記録できるようになります。これにより、てんかん症状を持つ方が負担なく、医療に関連する情報を管理できる環境が整います。
てんかんの現状と必要性
てんかんは年齢を問わず誰でも発症する可能性があります。特に小児や思春期に多く見られ、国内外での発症率は約0.8~1%とされています。発作の種類は多様であり、体全体がけいれんするものから数秒間の意識喪失まで様々です。しかし、適切な治療により治癒する場合も多く、発作や服薬の管理が極めて重要です。
課題とこれまでの取り組み
日々の生活を送る中で、患者やその家族は発作の記録や服薬履歴を管理することが非常に困難です。nanacaraでは、これまでにも症状や調剤情報の管理を容易にするための効果的な機能を提供しており、調剤明細の二次元コードを読み取る機能が好評を博しています。
新機能の詳細
「nanacara」ユーザーがharmoおくすり手帳を利用する場合、nanacaraアプリから簡単に連携設定を行える仕組みが整備されました。この連携を通じて、ユーザーは薬局からの調剤データを自動で登録でき、日々の記録が大幅に簡素化されます。また、約800のharmo提携薬局の利用により、煩雑な手間が軽減され、医師は患者の発作記録と使用薬を同時に確認しやすくなります。
今後の展望
nanacaraは、「てんかん診療のスタンダード化」を目指し、さらなる機能改善を進めていく考えです。地域のかかりつけ医や専門医とも連携し、どこにいても適切なてんかん治療が受けられる環境を整備することを目指しています。
患者や医療関係者の声を聴きながら、サービスの向上にも努め、利用者が自身の健康管理に自信を持てるようサポートしていきます。今後も「nanacara」と「harmo」を通じて、てんかんを抱える方々の日々の生活が少しでも快適になるよう努力し続けます。
お問い合わせ
この新機能に関するご質問や利用方法については、nanacaraのサポートLINEまたはメールにてお問い合わせいただけます。
さらなる詳細やアプリのダウンロードは、nanacaraの公式ウェブサイトをご参照ください。
会社紹介
ノックオンザドア株式会社は、東京都港区に本社を構え、患者とご家族のための支援プラットフォームを提供する企業です。2020年にリリースしたnanacaraは、多くのユーザーに支持されています。今後とも、より良い医療サービスの提供に取り組んでまいります。