ブライソン株式会社、Linux FoundationとAGLに加盟しコネクティッドカー技術を推進

ブライソン株式会社は、2017年8月4日付で「The Linux Foundation」および「Automotive Grade Linux（AGL）」に新たに加盟したことを発表しました。この加盟によって、ブライソンはコネクティッドカー分野における技術開発を一層推進する意向を示しています。

ブライソンは横浜市に本社を構え、車載インフォテイメント関連の開発を行う企業です。これまでにも、Phone Bring in方式に基づいたインフォテイメントシステムの開発と、Tier1サプライヤーや自動車メーカーとの協力を通じて、高い技術力を誇示してきました。

今回の加盟により、ブライソンはLinuxコミュニティとの連携を深め、特にDCM（データコネクティビティモジュール）方式への技術展開を図っていくことを目指しています。また、インフォテイメント開発（IVI）の新機能向上にも努め、自動運転技術を活用したサービスコンテンツの拡充を見据えた開発に積極的に取り組む方針です。

AGLは、コネクティッドカーに特化したオープンソースプロジェクトであり、自動車メーカーや技術系企業と協力しながら、共通のプラットフォームを開発していくことを目的としています。このプラットフォームによって、ユーザーエクスペリエンスの向上が見込まれ、業界全体での技術革新の促進も期待されています。

The Linux Foundationについては、オープンソース技術の開発や商業展開を支援するための組織であり、各国の開発者と企業が連携して、複雑な技術課題を解決するために活動しています。これにより、各プロジェクトは単独では得られない経済的影響を生み出すことができます。

ブライソンは、今後さらに増加するコネクティッドカー市場に対応するため、「クルマとモノをつなぐ」技術の提供に力を入れていく考えです。自社の開発力を駆使して、より安全で便利な車社会の実現へ向けた取り組みを強化し続けていきます。

ブライソン株式会社の情報は公式ウェブサイト（https://www.brison-inc.jp/）をご確認ください。同社に対するお問い合わせは、e-mailを通じて行うことができます。また、AGLの詳細につきましては、公式ウェブサイト（http://automotive.linuxfoundation.org）を参照してください。