映画『若き見知らぬ者たち』小説版が登場！注目の若手作家と監督がタッグを組む

映画『若き見知らぬ者たち』小説版が登場！

映画『若き見知らぬ者たち』の小説版が、講談社文庫から発売されました。この作品は、映画監督・内山拓也氏による待望の商業長編初監督作の原作にあたります。内山監督は、映画「佐々木、イン、マイマイン」にて劇場長編映画デビューを果たし、2020年度新藤兼人賞や第42回ヨコハマ映画祭新人監督賞を受賞するなど、急速に名声を高めている才能です。

小説版の執筆を担当したのは、作家・島口大樹氏。彼は『オン・ザ・プラネット』で第166回芥川賞候補として評価され、独自の文体で人間の心の葛藤を描く才能を持つ作家です。この二人の才能が結集し、映画と文学という異なるジャンルでの強力なコラボレーションが実現しました。

物語の主人公、彩人は複雑な家庭環境と向き合っています。亡き父の負った借金と、難病を抱える母の介護という厳しい現実に苦しみながら、昼夜を問わず働く彩人。彼は弟や恋人、友人たちの支えを受けながらも、過酷な日常と戦い続けています。しかし、そんな彼の日常に襲いかかる思いもよらぬ暴力が、物語を一変させます。

この小説は、登場人物たちの深い心理描写を通じて、目を背けたくなるような現実にどう向き合っていくかを問いかけます。読者は、彩人の静かな怒りを感じながら、彼がどのようにして困難を乗り越えていくのかを体験できます。小説版は映画ビジュアル帯があしらわれており、映画の公開と合わせて楽しむことができます。

映画『若き見知らぬ者たち』は、2023年10月11日に全国公開予定で、話題性抜群のキャストには磯村勇斗、岸井ゆきの、福山翔大が揃っています。内山監督が手掛けるこの作品は、どのように映画化されるのかが非常に楽しみです。

また、今回の小説刊行を記念して、島口大樹氏と内山拓也監督のトークイベントも開催されることが決定しました。8月24日（土）18:00〜19:30に青山ブックセンター本店で行われるこのイベントでは、映画と小説の関係性について、二人から直接話を聞くことができます。興味のある方はぜひ参加してみてください！

今後の展開が期待される『若き見知らぬ者たち』。ぜひ小説を読みながら、映画の公開を心待ちにしましょう。詳細は公式サイトでご確認ください。