遺贈寄付情報誌『えんギフト』が全店舗に登場
2025年9月より、八十二銀行と山梨中央銀行の全店舗で、遺贈寄付に関する情報誌『えんギフト』が設置されることになりました。この取り組みは、一般社団法人日本承継寄付協会(Will for Japan)が主導し、地域貢献や社会課題に取り組むための意識向上を目指しています。
『えんギフト』の概要
『えんギフト』は、遺贈寄付に特化した年間23,000部発行・無料配布する情報誌です。寄付の成功事例や具体的な寄付先の選び方、実際の寄付体験談などが掲載されています。これにより、寄付を考える人々が実際にどのように寄付を行うことができるかを学び、実践する手助けがなされます。
日本承継寄付協会は、遺贈寄付の重要性やメリットを広めるために、様々な活動を行ってきました。遺贈寄付は、故人の意志を次の世代に受け継ぎ、地域社会や公共の利益に貢献する方法として有効ですが、まだまだ一般的に浸透していないのが現状です。実際、国民の中で遺言書を作成している方は約10%にとどまっており、その普及促進が求められています。
八十二銀行と山梨中央銀行の役割
八十二銀行は、2021年から遺言信託の取扱いを始め、遺贈寄付に関する情報の提供を進めてきました。この情報誌を通じて、相続人がいない方や、社会貢献を望む方々に対して遺贈寄付の選択肢を提供し、地域愛を育んでいく気持ちをサポートします。
一方、山梨中央銀行もまた、お客様の大切な資産を未来に託すための支援を行っています。これまで以上に、遺贈寄付や遺言といった選択肢を確認できる場として『えんギフト』を活用し、地域の思いを次世代へと繋いでいくための活動を続けています。
文化的な意義
今回の取り組みの背景には、遺贈寄付の文化を根付かせたいという思いがあります。特に、遺贈寄付は地域に貢献する非常に有意義な手段です。開催される講演会やワークショップなどでも、寄付の重要性が取り上げられ、多くの方にこの取り組みが伝わることが期待されています。
将来的には、地域社会全体が遺贈寄付を支え合う環境が整い、多くの人々が寄付に参加することができる仕組みができることを目指しています。
日本承継寄付協会について
日本承継寄付協会(Will for Japan)は、遺贈寄付を普及し、未来への意志を次世代に繋げることを目的に活動しています。設立以来、遺言書の必要性を訴え続け、寄付文化の確立に向けて取り組んでいます。これは、人々が自身の意志を確認し、それを未来へとつなげる素晴らしい方法と言えるでしょう。
所在地は東京都文京区にあり、さらなる詳細は公式ウェブサイトから確認できます。