テラドローンがインドネシアのパーム農園でのセキュリティを強化
テラドローン株式会社(東京・渋谷区、代表:徳重 徹)は、インドネシアにおける子会社、Terra Drone Indonesiaを通じて、インドネシア最大級のパーム農園にドローン監視システムを導入しました。この取り組みは、農業分野でのセキュリティ強化を図り、農園を守ることを目的としています。
農園のセキュリティ課題
広大なパーム農園を人手でパトロールするには、多くの人員とコストが必要ですが、特に外縁部はアクセスが難しく、視界も悪いため、警備が手薄になりがちです。このため、不法侵入や果実の盗難などの問題が頻発し、農園の生産性に影響を与えていました。
ドローンの導入理由
テラドローンは、これらの課題に対処するため、TS-M120ドローンを用いた監視システムを導入しました。このドローンには高解像度カメラと人感センサーが搭載されており、リアルタイムで不審な動きを監視することが可能です。これにより、人員を配置せずとも、重要な情報を的確に把握することができます。
プロジェクトの実施内容
本プロジェクトは、インドネシアの大手財閥グループ傘下の総合アグリビジネス会社とテラドローンの協力により進められています。対象となる農園は、リアウ州、中部カリマンタン州、南スマトラ州に広がっています。
TS-M120ドローンは、一度の飛行で最大3,000ヘクタール、東京ドーム640個分の範囲を監視でき、高解像度カメラによっても暗がりや茂みの中でも安定した監視が可能です。この性能により、広大な農園を効率よくカバーします。
さらに、テラドローンはドローン本体だけでなく、運航を担当するパイロットや監視レポートも提供し、農園管理部門との連携を強化しています。異常を発見した際には即座にセキュリティ部門へ報告を行い、不法侵入や果実の盗難リスクを早急に対処します。
期待される成果
このシステムにより、農園の外縁部における警備体制が大幅に向上し、安全性リスクが軽減されることが期待されています。テラドローンは、この技術を通じて、セキュリティだけでなく、農業管理の効率化と持続可能性の向上を目指しています。
テラドローンの未来への取り組み
Terra Drone株式会社は、「Unlock “X” Dimensions(異なる次元を融合し、豊かな未来を創造する)」というミッションを掲げ、ドローン技術の発展に注力しています。測量から点検、農業にわたり、3000件以上の実績を持つテラドローンは、業界内での信頼を築いています。
今年は世界トップクラスのドローンサービス企業としての地位を確立し、テラドローンはこれからも、農業分野をはじめとした様々な産業への貢献を続けていくことでしょう。
今後もテラドローンの活動に目が離せません。詳細は
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