ソニーネットワークとJBNの共同開発による新しい顧客体験
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社と株式会社JBNは、企業と顧客の関係を大きく変革する新しいプラットフォーム「ビジネス エクスペリエンス コア」の提供を開始しました。この革新的なサービスは、集客から成約までのプロセスを一元的に管理し、顧客体験を向上させることを目的としています。
新サービスの背景と特徴
このプラットフォームは、顧客管理に特化したCRMシステム「HubSpot」を基盤に構築されています。世界135か国以上のユーザーを持ち、26万8,000社に導入されているHubSpotを利用することによって、企業は顧客情報を一元管理できるようになります。これにより、オンラインとオフラインの接触点のデータが統合され、よりスムーズな顧客体験が可能となります。
例えば、来店予約の際にはQRコードを自動発行し、顧客は簡単にチェックインできる仕組みが用意されています。リアルな接点での運営工数を削減し、従業員の負担も軽減しながら、質の高い営業活動が実現できるようになります。
オフラインデータの重要性
現代のビジネス環境において、オフラインとオンラインのデータの分断は、顧客体験の向上にとって大きな阻害要因となっています。特に住宅や不動産、フィットネス業界では顧客情報の統合が難しいため、売上を逃す可能性があります。このプラットフォームは、そうした課題を解決するべく開発されたのです。
機能詳細
1. ### ランディングページ構築
ソニーネットワークコミュニケーションズのUXデザインの専門性を活かし、効果的なランディングページ制作を支援します。
2. ### SNS運用支援
LINEやInstagram、X(旧Twitter)といった主要SNSのアカウント開設から運用までをトータルにサポートします。
3. ### 自動チェックイン機能
QRコードを使ったチェックインで、店舗やイベントでの受付業務を効率化します。
4. ### CRMデータによる接客支援
HubSpotのCRMに蓄積された顧客情報をリアルタイムで提供し、パーソナルな接客が実現可能です。
5. ### フォローアップの自動化
収集したデータを元に、最適な情報提供や提案を自動で行うことができ、顧客満足度を向上させます。
6. ### データ分析機能
キャンペーンやイベントの成果を数値で可視化し、今後の施策に活かすことができます。
今後の展望
「ビジネス エクスペリエンス コア」は、オンラインのデータとオフラインでの接触をつなげることで、企業のマーケティング活動を飛躍的に進化させることが期待されています。ソニーネットワークコミュニケーションズの事業部長である小笠原康貴氏は、「広告やSNSが最終的な成果につながる様子を可視化し、O2Oの顧客体験を進化させます」と述べています。これにより、企業はよりデータドリブンな意思決定ができ、持続的な成長を実現することが可能となるでしょう。
まとめ
顧客データの一元管理とシームレスな体験提供を実現する「ビジネス エクスペリエンス コア」は、今秋より正式にサービス提供が開始される予定です。企業が成長するための重要なツールとなること間違いなしです。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトから詳細をご確認ください。