クリプトリンクがJPYC対応、確定申告がさらにスムーズに!
日本の暗号資産市場は成長を続け、特に確定申告や会計処理において課題が多く存在しています。その中で、クリプトリンク株式会社は新たにJPYC株式会社と提携し、JPYCの会計処理に対応することを発表しました。これにより、国内初の仮想通貨確定申告・会計ツールの登場となります。
クリプトリンクとは
クリプトリンクは2017年に設立された企業で、特許を取得した損益計算サービスを提供しています。これまでの5年間で、1,000社以上の法人や会計事務所、そして数万人の個人ユーザーに支持されてきました。主な特徴は、収支計算に特化したサービスで、利用者は月額330円という低コストでアクセスできることです。
特に、仮想通貨取引やDeFi(分散型金融)、NFT(非代替トークン)など、様々な業態に対応しており、これまで以上に利用者のニーズに応えるべく進化しています。
JPYCとは?
JPYC株式会社が提供するJPYCは、日本円と1:1で交換可能なステーブルコインです。裏付け資産として日本円や国債を保有し、ユーザーがJPYCを利用することで、同額の日本円に償還可能です。このステーブルコインはEthereum、Avalanche、Polygonの3つのブロックチェーン上で発行されます。
JPYCは資金移動業者として認可された初の日本円建ステーブルコインで、その特徴は透明性と低コスト送金にあります。これにより、より効率的なデジタル金融の普及が促進されるでしょう。
JPYCの会計処理方法
クリプトリンクでは、JPYCのブロックチェーントランザクションを自動で解析し、損益計算や会計用の仕訳の作成までを完全自動化しています。JPYCは「暗号資産」ではなく「電子決済手段」としての扱いとなるため、会計処理が現金と同等に行える点が重要です。
このシステムによって、ユーザーはJPYCや関連するガス代などの取引履歴を自動的に収集し、効率的に確定申告や会計書類を作成できるようになります。これにより、会計処理の負担が大幅に軽減されるのです。
JPYC株式会社の取り組み
JPYC株式会社は2021年からステーブルコイン事業を展開し、これまで前払式支払手段としてのJPYC Prepaidを発行してきました。JPYCの発行により、国内外での日本円建ステーブルコイン事業のリーダー的存在として、高い透明性と低コストの送金サービスを提供しています。同社は更なるデジタル金融のイノベーションを推進するために取り組んでいます。
今後の展望
クリプトリンクは今後も、暗号資産やJPYCに関する幅広いサービスを提供し、より利便性の高い機能を開発することを目指しています。ユーザーのニーズに応じた進化をし続けるクリプトリンクとJPYCの取り組みに、今後も注目です。