国内航空会社初!TOPPANとJALが会話サポートの実証実験を開始
TOPPAN株式会社と日本航空株式会社は、空港カウンターにおけるコミュニケーション向上を目指し、TOPPANの翻訳対応透明ディスプレイ「VoiceBiz® UCDisplay®」を活用した実証実験を開始しました。国内航空会社で初めての取り組みとなります。
この実証実験は、耳や言葉の不自由なお客さまや、訪日・在留外国人のお客さまとの多言語コミュニケーションを円滑にすることを目的としています。キーボード入力にも対応した字幕表示・翻訳表示が可能な「VoiceBiz® UCDisplay®」を活用することで、正確かつ迅速な情報伝達を実現し、ストレスフリーな手続きを目指します。
実証実験の概要
実証実験は、東京国際(羽田)空港と大阪国際(伊丹)空港のJALスペシャルアシスタンスカウンターにて実施されます。期間は、羽田空港が2024年7月2日(火)~ 7月8日(月)、伊丹空港が2024年8月20日(火)~ 8月26日(月)です。
アップデートされた「VoiceBiz® UCDisplay®」
今回の実証実験では、ディスプレイのカラー化やフレームの構造をアップデートした新型の「VoiceBiz® UCDisplay®」が活用されます。
主なアップデート内容:
カラー表示が可能に: 文字が鮮明に表示され視認性が向上しました。写真や映像コンテンツもカラー表示で映し出せるようになり、より分かりやすい会話のサポートが可能です。
移動対応型トレーの開発: 時間帯ごとに移動が必要な窓口業務やイベント活用などのニーズに対応するため、周辺機材とディスプレイを一体化した移動対応型トレーを開発しました。様々な場所に容易に移動させ設置することが可能となります。
書類受け渡しスペースの確保: 窓口業務で必要となる書類の受け渡しスペースも確保しました。
13言語に対応
「VoiceBiz® UCDisplay®」の音声翻訳は、日本語を含む13言語に対応しています。日本語のみならず外国語においても、口頭での会話に不安をお持ちのお客さまとのコミュニケーション向上を期待できます。
対応言語:
日本語
英語
中国語(簡体字)
中国語(繁体字)
韓国語
インドネシア語
タイ語
ベトナム語
ポルトガル語(ブラジル)
ミャンマー語
スペイン語
フランス語
フィリピン語
JALグループの取り組み
JALグループは、本実証を通じて、誰もが旅を通じて、より豊かな人生を楽しめる社会の実現を目指しています。
まとめ
TOPPANとJALによる「VoiceBiz® UCDisplay®」を活用した実証実験は、空港カウンターでのコミュニケーションをより円滑にし、誰もが快適に旅を楽しめる環境づくりに貢献する取り組みと言えます。今後、この実証実験の結果が注目されます。