2025年1月24日、高知県北川村の9名の小中学生たちが、自らの手で開発した「ユトワハンドクリームA」の完成を濵田高知県知事に報告しました。このプロジェクトは、地元の特産品であるゆずを活用し、村を盛り上げたいという子どもたちの熱意から生まれました。
共同開発にあたっては、化粧品から衣料品、様々な商品を展開するウテナと、ドラッグストアチェーンのウエルシアグループが密接に連携しました。「ユトワハンドクリームA」に使用されている「ユズ種子油」は、廃棄される運命にあったゆずの種から抽出したもので、持続可能な取り組みの一環として多くの消費者に評価されています。
このクリームは、北川村の特性を活かしながら、保湿成分としてユズのエキスを配合しており、毎日の乾燥から手を守り、ふっくらとした手肌を提供することを目的としています。さらに、使用感としては、爽やかなゆずの香りが特徴で、手に取るたびにリフレッシュ感を感じることができます。
報告会には、濵田知事や北川村の村長、議長、役場の職員が出席し、子どもたちから直接このハンドクリームが手渡される場面も。参加した子どもたちは、開発した商品の良さを実際に体験してもらい、「この香りがとても良いです」との声や、使用してみたいとの感想を引き出しました。
知事もまた、子どもたちの取り組みの素晴らしさに感銘を受け、これからもこの活動を続けて北川村を盛り上げてほしいとエールを送りました。子どもたちの報告の中には、彼ら自身の成長や、北川村のPR活動を通じて学んだことが多く詰まっており、知事も「これからもゆずを大切にしてほしい」と述べました。
ひとたび手に取ってみると、素朴なパッケージには、子どもたちの手制作によるイラストが施されており、そこには「自分たちの村を盛り上げたい」という想いが込められています。このことからも、子どもたち自身が地域の宝であるゆずの重要性を理解し、発信していこうとする姿がうかがえます。
実際、彼らは2024年11月には東京・銀座の高知県アンテナショップにて、ハンドクリームの発売イベントを成功させ、来場した200人以上のお客様から大きな反響を得ました。イベント終了後、子どもたちの気持ちとして、今後は東京だけでなく大阪など、さらなる活動拠点を広げたいと抱負を語っていました。
このユトワハンドクリームAは、単なる製品以上の意味を持ち、地域の活性化と次世代育成を結びつける、愛される商品に成長する可能性を秘めています。北川村の子どもたちの挑戦から目が離せません。彼らの成長を促し、地域を支える「人おこし」活動が、今後も続くことを願っています。
製品に関する詳しい情報として、ユトワハンドクリームAは2024年11月1日から、全国のウエルシアグループ店舗で販売開始され、価格は712円(税込)で、容量は40gです。ぜひ、この機会に北川村の子どもたちの想いを感じながら、ユトワハンドクリームAをお試しください。