AIプラットフォームNeuron
2020-06-02 10:30:04
Arupの最新AIプラットフォームNeuronがビル管理に革命をもたらす
Arupの革命的プラットフォームNeuron
建物管理の新しい形を提案するのが、国際的なエンジニアリング・コンサルティング会社Arupが開発したAIプラットフォームNeuronです。このプラットフォームは、ビルオーナーや管理者、設計者にとって、事業運営や効率化に大いに貢献することが期待されています。
Neuronの機能と特長
Neuronは、単なる管理システムにとどまらず、エネルギーの需要予測や傾向分析、故障検出など、様々な機能を兼ね備えています。例えば、2008年の北京オリンピックで使用されたウォーターキューブに導入した結果、エネルギー使用量を最大25%削減した実績があるのです。この技術の進化により、建物の効率性を高めるだけでなく、持続可能な運用が可能になります。
また、Neuronはソフトウェアのアップデートを通じて、新機能を随時追加しています。最近では、新型コロナウイルス感染症に配慮し、建物の入口にサーモカメラを設置する機能を導入しました。この機能は、周囲の温度に左右されることなく、体温の高い人を正確に検出することができます。
ビルオーナー、管理者、設計者それぞれのメリット
ビルオーナーのメリット
ビルオーナーにとって、Neuronは大きな財務的利益をもたらします。商業施設の集客状況を数値化し、効果的な集客活動につなげることができます。また、複数の建物を一括管理することで、テナントの入居状況の分析や営業戦略の立案が容易になり、資産価値の向上にも寄与します。
管理者のメリット
建物管理者にとっては、BIMデータを活用することで、設備の故障や修理履歴を視覚的に把握できる点が魅力的です。これにより、迅速な運用および故障対応が可能になります。また、AIの機械学習による運用最適化は、エネルギーを効率的に使用できるメリットももたらします。
設計者のメリット
設計者にとっても、新たなデータを活用することで設計改修に役立ちます。利用者数や熱源ピーク負荷など、実際のデータをもとにした設計は、効率的な動線確保や過剰設計の防止に貢献します。この結果、施工費の削減や環境負荷の軽減も実現可能です。
導入事例と参考情報
Neuronは、香港の高層オフィスビル「One Taikoo Place」や、オリンピックで使われた「北京国家水泳センター」など、実際に多くのプロジェクトで導入が進んでいます。これらの事例からも、Neuronの効果が証明されています。
Arupについて
Arupは、世界33カ国に拠点を持ち、16,000名以上の専門家が在籍する企業です。建築や土木、エネルギー関連プロジェクトを手がけており、日本法人は1989年に設立されました。技術力と組織力を駆使し、数多くの革新的プロジェクトに関与してきました。これからも、Arupはますます進化するAI技術を用いて、より良い建物管理を実現していくでしょう。
会社情報
- 会社名
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オーヴ・アラップ・アンド・パートナーズ・ジャパン・リミテッド
- 住所
- 東京都千代田区富士見2-10-2飯田橋グラン・ブルーム 8F
- 電話番号
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