横浜市に位置する学校法人「桐蔭学園」と「横浜信用金庫」は、キャリア支援に向けた新たなスタートを切りました。 これまでの教育機関としての枠を超え、地域社会や卒業生に対して多様な支援を提供することを目指しています。
背景と概念
連携の背景には、生100年時代という新しい時代の到来があります。人々の働き方が多様化し、 個人が自立してキャリアを構築することが求められる時代です。これまでのように一つの企業に勤め続けることがスタンダードではなくなり、複数のキャリアを持つことが重要視されています。また、新型コロナウイルスの影響で不透明な社会情勢が続く中で、企業が求める人材像も変わりつつあります。
このような社会的背景を踏まえ、桐蔭学園は卒業生を含む地域の人材を支援するため、包括的なプログラムを開発。特に地域の人材不足が深刻な問題となっている中で、地域企業や自治体と連携し、人的資源の循環型の仕組みを生み出すことに取り組みます。
2018年には「トランジションセンター」を設立し、社会の変化に適応した教育を展開しており、今回のアントレと横浜信用金庫との産学連携は、より多くの人材に新しい学びと機会を提供する取り組みとなっています。
オンラインセミナーの開催
この新しいプログラムをスタートさせる一環として、「人生100年時代の大人のキャリアを考える」と題したオンライン無料セミナーが開催されます。
- - イベント名: 人生100年時代の大人のキャリアを考えるオ ンライン無料セミナー
- - 日時: 11月21日(土)15時~16時半
- - 場所: オンライン
このセミナーでは、桐蔭学園の理事長である溝上慎一氏が基調講演を行い、その後、横浜信用金庫の加藤正路氏と一緒にキャリア支援の在り方について意見を交わします。
産学連携の重要性
株式会社アントレの菊池保人氏もコメントを寄せています。「社会人のパラレルキャリア開発に向け、桐蔭学園と横浜信用金庫の協力によって、個人が自主的にキャリアを考え続ける環境を整えていきます。 地元企業と密接に連携することで、地域全体の活動の底上げにもつながるでしょう」と語っています。
一方で、横浜信用金庫の加藤氏は、「地域社会の発展への貢献」を強調し、地元企業と密接に連携することの重要性を訴えています。「それによって、働く人々の可能性を広げる機会を提供できることを期待しています」と述べています。
今後の期待
桐蔭学園・横浜信用金庫の産学連携による取り組みは、これからの地域活性化やキャリア支援において大きな役割を担うことが期待されています。 これにより、卒業生のみならず、地域社会全体が恩恵を受け、一人ひとりが自分のキャリアを自律的に考え、生き生きと働くことができる環境が整うことを目指しています。
私たち社会全体も、この動きを応援し、新しい働き方を模索していく重要な時期にいます。自身のキャリアがどうあるべきか、一度考えてみる良い機会かもしれません。
次に続くのは、実際にこのプログラムを体験した人々のインタビューや成功事例の紹介です。今後の足取りを見守り、共に歩んでいきましょう。