TESSグループ、大規模物流施設「ロジクロス相模原」に再生可能エネルギー電気供給開始
TESSグループは、三菱地所株式会社と日本生命保険相互会社が共同開発した大規模物流施設「ロジクロス相模原」に、オンサイトPPAモデルを活用した自家消費型太陽光発電システムによる再生可能エネルギー電気の供給を開始したことを発表しました。
この事業では、TESSグループの連結子会社であるテス・エンジニアリング株式会社が、ロジクロス相模原の屋根上に自家消費型太陽光発電システムを設置し、オンサイトPPAモデルとして所有・維持管理を行います。発電容量は約2.3MW、年間想定発電量は約190万kWhとなり、発電した電力の全量を同施設に供給します。
CO₂排出削減効果も期待
本事業によるCO₂排出削減量は、年間約815t-CO₂と試算されています。これは、再生可能エネルギーの利用による環境負荷の低減だけでなく、ロジクロス相模原の運営におけるCO₂排出量削減にも大きく貢献すると期待されています。
オンサイトPPAモデルのメリット
オンサイトPPAモデルは、需要家の再生可能エネルギー電気の利用に際して、太陽光発電システム導入に関わる初期投資が不要になる点が大きなメリットです。また、電力需要の変動や燃料問題に左右されずに、長期にわたる安定電源を確保することができます。
TESSグループの中期目標
TESSグループは、中期経営方針として「ストックビジネスを充実させることで安定した経営基盤を構築する」を掲げており、オンサイトPPAモデルへの取り組みはその実現に向けて重要な要素となっています。同グループは、2030年までにオンサイトPPAによる自社発電容量を250MW以上に拡大することを目指しており、今後も積極的に再生可能エネルギー事業を推進していく方針です。
脱炭素化への貢献
TESSグループは、日本の2050年カーボンニュートラル実現に向け、顧客企業の脱炭素ニーズに対応する様々なソリューションを提供していくとしています。今回のロジクロス相模原への再生可能エネルギー電気供給は、その取り組みの一環であり、同グループの脱炭素化への貢献を象徴する事例と言えるでしょう。
ロジクロス相模原について
ロジクロス相模原は、神奈川県相模原市に位置する、三菱地所株式会社と日本生命保険相互会社が共同開発した大規模物流施設です。同施設は、最新の物流技術を導入し、効率的な物流オペレーションを実現しています。
TESSグループについて
TESSグループは、省エネルギー・再生可能エネルギー設備のEPC、O&M、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、電気の小売供給(新電力)、エネルギーマネジメントサービスなど、幅広い事業を展開する企業グループです。
まとめ
TESSグループによるロジクロス相模原への再生可能エネルギー電気供給は、企業の脱炭素化への取り組みを加速させる上で重要な一歩となります。同グループは、今後も積極的に再生可能エネルギー事業を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。