非上場企業の少数株主に贈る一冊
2021年に刊行された『売りたいのに売れない!非上場企業の少数株主が困ったときに読む本』は、非上場企業に投資する少数株主が抱える様々な悩みを解決に導くための指南書です。
売却の悩みを抱える少数株主
投資先の非上場企業が発行している株式を保有する少数株主の中には、売却に関する数々の課題を抱える方が多いです。例えば、発行会社が買取りに応じない、提示された価格が安くて納得できない、他に買い手が見つからないなど、さまざまな要因で苦しんでいるのが現実です。特に相続税の負担から速やかに現金化を希望するケースも少なくありません。
このような状況を打開するために、本書では専門家が得た豊富な経験や具体的な売却事例を通して、分かりやすく解説しています。
具体的な内容について
本書は複数の章に分かれており、次のような内容が掲載されています:
1.
非上場企業の少数株主の背景 非上場株式の特徴や少数株主が存在する理由、権利について。
2.
売却できない理由 流動性の低さや経営の硬直性、少数株主が直面する様々な困難を解説。
3.
売却の手順 売却に向けた具体的なステップを示し、発行会社に関する情報収集や買い手の探し方、株価の決定方法、売買交渉の進め方などが紹介されています。
4.
実際のケーススタディ 少数株主がどのようにして株式を売却したのか、実際の事例を交えて詳しく掘り下げています。
5.
セカンダリーマーケットの活性化 著者が考える、流動化の重要性が日本経済に与える正の影響についても触れています。
著者について
著者は都竜大氏、現在は日本成長支援パートナーズ株式会社の代表取締役です。彼は独立系M&Aファームでの経験を活かし、非上場企業の少数株式の流動化支援を専門的に行なっています。法律や会計の専門家とも連携し、様々なプロジェクトを成功に導いてきた実績があります。
本書の意義
「非上場株式だから」または「少数株主だから」といった理由で売却を諦めてしまった方々に、勇気と知識を提供する一冊と言えるでしょう。具体的なノウハウや実績に基づいたアドバイスは、これから行動を起こそうとしている少数株主にとって、非常に有益な情報源となるはずです。興味のある方は、是非手に取ってみてください。最後には、著者の思いとともに日本経済を支える可能性が詰まっています。
購入情報
本書は、以下のリンクから購入が可能です:
売りたいのに売れない!非上場企業の少数株主が困ったときに読む本
非上場企業の株主の方々にとって、売却に関する不安や悩みを解消するための有力なサポートとなることでしょう。