安全な昇降機の利用法を広める「三菱エレベーター・エスカレーター安全キャンペーン2024」
三菱電機ビルソリューションズ株式会社が企画した「三菱エレベーター・エスカレーター安全キャンペーン2024」は、全国で実施され、昇降機の安全な利用法について多くの人々に啓発を行っています。本キャンペーンは1980年から続いており、昨年は1,605回の開催に伴い、3,382名が参加しました。
昇降機は私たちの生活の中で非常に身近な存在ですが、その利用においては不注意やいたずらからの事故のリスクが常に存在しています。このため、特に子どもや高齢者に対しては、安全な利用法の理解が不可欠となります。
利用者説明会と管理者説明会
本キャンペーンでは、利用者向けと管理者向けの2つの説明会を行い、両者の理解を深めることを目的としています。
利用者説明会
この説明会は、幼稚園、保育園、学校、流通施設、病院などの場所で行われます。目的は、使用者に対して安全な昇降機の利用法やマナーを伝え、事故を防ぐための知識を提供することです。特に幼児や高齢者に向けては、オリジナル紙芝居やクイズ、ゲームといった楽しいコンテンツを通じて、安全な乗り方を学ぶ機会を提供します。
さらに、昨年に続き、株式会社文響社とコラボした「うんこドリル“安全”」の特別冊子(A5サイズ)も用意され、子どもたちにとって興味深く、わかりやすい形で情報を提供します。この冊子の内容は、YouTubeの公式チャンネルを通じて動画としても公開されているため、視覚的に理解を深めることができます。
管理者説明会
一方、管理者に向けた説明会では、ビルオーナーやマンション管理者を対象に、昇降機の構造や日常管理の重要性、さらには緊急事態における対処法を詳しく説明します。これにより、安全な昇降機の管理方法や法律の理解を深めることができ、従業員や利用者の安全を守る知識を身につけてもらうことが目的です。
このようにすることで、利用者の被災事故を未然に防ぐための大切な情報を伝え、昇降機利用時の安全意識を高めることが期待されています。
まとめ
「三菱エレベーター・エスカレーター安全キャンペーン2024」は、利用者と管理者の双方に対して、より安全に昇降機を利用してもらうための啓発活動を展開しています。今後もさまざまな形で安全性の向上について訴求していく予定です。この取り組みは、全ての人々の生活をより安全で快適なものにするための試みであり、ぜひ参画し、情報を広めていきたいものです。