山形県作谷沢地区の象徴「水車」復活に向けたクラウドファンディング挑戦中！

山形県作谷沢地区の「水車」復活プロジェクト

日本の美しい自然に囲まれた山形県山辺町に位置する作谷沢地区。ここには、住民たちの生活を見守ってきた「水車」があり、その存在は地域のシンボルとされています。しかし、長い年月と昨年の大雪によってその「水車」が破損してしまいました。このままでは地域の誇りである水車が失われてしまいます。そこで、地元の「水車を守る会」が立ち上がり、クラウドファンディングでの再建プロジェクトを開始しました。

プロジェクトの背景

作谷沢地区は、湧水が豊富なことで知られており、古くからその水を利用した生活が営まれてきました。地域の人々は、この恵まれた自然を最大限に生かしたいとの思いから、平成21年に直径5メートルの水車を設置しました。それ以来、「水車」は地域のアイデンティティを象徴する存在として親しまれてきました。しかし、時の流れとともにその状態は悪化し、修復が困難な状況を迎えています。そこで、地域住民は「水車」を復活させるための行動を起こしました。

クラウドファンディングの詳細

このプロジェクトは、2025年9月から10月15日までの期間でクラウドファンディングを行い、目標金額は2,200,000円です。調達した資金は水車の修復工事に充てられます。具体的な内訳は以下の通りです。

- 水車工事: 3,500,000円
- 諸経費: 200,000円

ちなみに、プロジェクトの資金源は、地元の水車を守る会からの50万円、地域団体からの150万円、そしてクラウドファンディングでの170万円を予定しています。

スケジュール

プロジェクトの流れは以下のようになっています。

- 2025年9月: クラウドファンディング実施
- 2025年11月: 水車復活工事開始
- 2025年12月: 工事完了

工事の進捗状況や地域の四季に合わせた魅力をSNSで配信し、より多くの人々に作谷沢地区を知ってもらう活動も行う予定です。

地域の美しい自然とその魅力

作谷沢地区は、370人程の人口を抱え、自然豊かな環境が魅力です。特に、白鷹山からの水流を活かしたわさびやそばの生産が盛んで、県外からも多くの訪問者があります。また、クリスマスローズなどの花卉栽培も行われており、その生産者たちは地域の活性化に貢献しています。

未来への展望

このプロジェクトを通じて、「水車を守る会」は地域外からもメンバーを募集し、持続可能な管理体制を築くことを目指しています。また、山形県の「里の名水・やまがた百選」にも申請し、地域のさらなる認知度向上を図ります。

作谷沢の自然の恵みに感謝し、この地域に興味を持っている方々と共に未来を見据え、共に歩んでいくことが目標です。