地理的表示制度「GI佐賀」について
佐賀県が初めて日本酒の地理的表示制度(GI)に認定されたことを受けて、佐賀県酒造組合内に設立されたGI佐賀管理委員会が新たに「GI佐賀」マークの作成を計画しています。この制度は、特定の地域内で生産されたお酒や農産物が、その土地ならではの独自性や品質を持つことを証明するもので、正確な産地と生産基準を満たすことが求められます。
国が特定の地域の産品を保護するために設けたこの制度では、例えばフランスのシャンパーニュ地方で生産されたシャンパンのように、地域名を名乗るにはその地域内で定められた基準に基づき生産されていることが必須です。これにより、消費者はその商品を選ぶ際に、信頼性のある情報を得ることができます。
「GI佐賀」マークの公募開始
GI佐賀管理委員会は、この制度への認定を機に多様な人々に「GI佐賀」を広め、地域産品の認知度向上を図るため、マークデザインの公募を開始しました。応募者は、佐賀の特性を反映したデザインを提案してほしいとしています。
マークデザインの要件
応募資格は、日本在住で20歳以上の方です。エントリーには、以下のキーワードを含めることが求められています:
- - GI
- - Geographical Indication
- - SAGA
- - 佐賀
具体的な「地理的表示『佐賀』生産基準」を参考にしながら、デザインを考えることが重要です。また、他の酒類GIマークの表示例も参考にできます。
賞金と応募方法
最優秀賞には、賞金10万円と佐賀の純米酒720mlが22蔵分贈与されます。応募は最大3点まで可能で、デザインも自由ですがモノクロ印刷も考慮しておく必要があります。出されたデザインは未発表のオリジナル作品であることが条件で、著作権や商標に抵触しないよう注意が求められます。
応募締切は2021年8月6日(金)17:00必着で、審査は同月に行われます。結果は受賞者に直接通知され、佐賀県酒造組合のホームページにも発表される予定です。
お問い合わせ
GI佐賀管理委員会への問い合わせや、応募要項については、佐賀県酒造組合の公式ウェブサイトからも確認できます。地域のブランド力を高める機会を、一緒に盛り上げていきましょう!