ナイアガラビール金賞
2024-02-29 09:00:02

地方公務員が生み出したナイアガラビールが金賞受賞の快挙!

地方公務員が作ったナイアガラビールが受賞



長野県塩尻市で、地方公務員2人によって創業された「株式会社たのめ企画」が、自社製品の「ナイアガラホップ」で「ジャパン・グレートビア・アワーズ 2024」において金賞を獲得しました。このビールは、地域特産品であるナイアガラぶどうをふんだんに使用しており、その品質と味わいが高く評価されました。

創業の背景と目的



株式会社たのめ企画は、地域資源の持続的な活用を目指し、2022年に設立されました。代表の林和彦氏が公務員の職務とともに事業を始めたのは、「塩尻という地域資源を未来にも残したい」という強い思いからです。ナイアガラホップは、塩尻の特産であるナイアガラぶどうを100%使用し、その新鮮さや果実感を最大限に引き出すことを目指しています。

ナイアガラの魅力



ナイアガラぶどうは、明治時代から塩尻地域で栽培されてきた歴史があります。特に桔梗ヶ原エリアの土地は、午前中の冷たい風と昼間の温暖な気候が相まって、ぶどう栽培には最適な条件となっています。しかし、近年は生産農家数や作付面積の減少が懸念されています。この問題を解決するために、たのめ企画ではナイアガラを活用したビール製造に取り組むことで、農家の経営を支えていくことを目指しています。

大衆へのアプローチ



「ナイアガラホップ」は、2022年に約1800本を生産し、翌年には約3000本を完売しました。また、2024年には年間8000本の生産を予定しており、その売上げを通じて地域の農業も支援しています。ビールは、塩尻駅周辺の多くの飲食店でも提供されており、来訪者に地元の魅力を直接体験してもらえる機会を増やしています。

ジャパン・グレートビア・アワーズについて



今回の受賞したジャパン・グレートビア・アワーズは、クラフトビール業界での高い評価を受けるコンペティションです。ナイアガラホップは、その華やかな香りと爽やかな酸味が特徴で、審査員たちによってその品質が認められました。

今後の展望



たのめ企画では、ナイアガラホップ以外にも、塩尻地域で栽培されているコンコードを使ったビールも試作中で、将来的には地域内にブルワリーを設立し、さらに多くの地域資源を生かした商品展開を計画しています。

総じて、ナイアガラホップの金賞受賞は、単にビールの品質だけでなく、地域の可能性や文化をより多くの人に知ってもらう良い機会となりました。今後も、地域の人々や資源を大切にしつつ、新たな価値を生み出していく姿勢が期待されています。

会社情報

会社名
株式会社たのめ企画
住所
長野県塩尻市大門八番町1-28スナバ内
電話番号

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