海の秘密を探る!子供たちの福井・若狭での大冒険
一般社団法人石川海洋環境研究所が主催した「海のヒミツ探検隊!」は、2025年7月30日から2泊3日で福井県若狭湾への冒険に出かけました。このイベントは石川県在住の小学校5・6年生22人が参加し、次世代へ美しい海を引き継ぐことを目的としています。
イベントの概要
このプログラムは、日本財団の『海と日本プロジェクト』の一環として実施され、海を通じて人々がつながることを目指しています。参加者たちは、福井県小浜を拠点に魚種の変化や地元での消費について調査しました。
1日目:福井県海浜自然センターを訪れた子供たち
1日目には、JR金沢駅から北陸新幹線で福井県海浜自然センターに向かいました。ここで、若狭湾の多様な生態系や漁業について学び、地元の魚の歴史を知る貴重な体験をしました。職員の柘植さんから、若狭湾の地形が栄養豊富な水を生むことや、サバが京都に運ばれた歴史などについて教わりました。
2日目:シーカヤック体験と若狭の食文化
2日目の午前中は、阿納の海でシーカヤック体験。インストラクターの河原さんから安全講習を受けた後、子どもたちは自分たちでカヤックを操作し、海の穏やかさを楽しむことができました。
午後には御食国若狭おばま食文化館で若狭塗の箸作りを体験。熟練職人の指導で、自分だけの箸を研ぎ出し、魚文化について学びました。さらに、小浜沿岸の食品加工技術や、缶詰がどのように製造されるかを学ぶために福井缶詰工場を訪れました。子供たちは新鮮なサバ缶の製造過程を見て、賞味期限の近い缶詰と作りたての缶詰の食べ比べを楽しみました。
3日目:市場訪問と海鮮丼作り
最終日には、金沢のかなざわ総合市場を訪れ、JFいしかわのおさかなマイスターから石川のお魚の美味しさの秘密を教わりました。その後、子どもたちはサバの三枚おろしに挑戦。フードコーディネーターに指導され、見事に海鮮丼を完成させました。
子供たちの感想と今後の展望
子供たちはそれぞれの体験を通じて、魚や海の重要性について深く理解を深めました。イベントの終わりには、彼らのアイデアから生まれる「海プロ海鮮丼」のレシピも開発予定です。
結論
今回の「海のヒミツ探検隊!」は、子供たちの海に対する興味と理解を深めただけでなく、次世代へ海を守ることの大切さを教える貴重な機会となりました。このイベントを通じて、未来の海洋環境への意識が高まることを期待しています。