微小害虫を撃退する新技術
2026-11-02 06:16:15

新たな農業革命!微小害虫を狙い撃つレーザー技術の開発

農業分野の革新を図る新技術の開発



公益財団法人名古屋産業科学研究所(名産研)と株式会社ユニタックは、微小害虫防除用のマイクロレーザモジュールの研究開発を始めました。この新技術は、農業用ロボット等への搭載を見越したもので、環境への影響を抑えつつ、微小害虫を効果的に無力化することを目的としています。

開発の背景


名産研が主導する「先進パルスレーザーによる機能創成と産業応用研究会」は、2026年に設立され、アグリカルチャーから医療、バイオヘルスケアまで幅広い分野で社会課題の解決を目指しています。農林水産省の「みどりの食料システム戦略」では、化学農薬の使用量を50%削減することを目指しており、今回のプロジェクトはその目標をも実現するものとなります。

このプロジェクトは、西日本の広島県の補助金を受け、名産研を中心に複数の協力機関とともに実用化を進めています。今後の農業の未来を変える可能性が秘められています。

新技術の特長


1. 微小害虫への効果的なアプローチ


このレーザー技術は、サブナノ秒という極めて短いパルス幅で、ピーク出力2メガワットのレーザーを使用しています。これにより、微小なサイズ(1mm未満)のスポットに集光され、植物へのダメージを最小限に抑えつつ、害虫を確実に無力化します。具体的には、ハイスピードカメラを使って、アオバハゴロモの幼虫が無力化される瞬間を捉えることにも成功しました。

2. 小型でロボットに取り付けやすい設計


このレーザモジュールは、単4電池程度のサイズに小型化できるため、既存の農業用ロボットに後付けで搭載することが可能です。DC12V駆動に対応し、環境変化にも強い堅牢性を持つ設計が求められています。

3. 新たな防除手段


薬剤抵抗性を持った害虫への対応として、レーザーによる防除は新しいアプローチとして注目されています。既存の薬剤防除手法と併用することで、農薬の使用を減少させ、総合的な病害虫管理に新たな選択肢を生み出すことが期待されています。

展示会でのデモに向けて


名産研は、2026年12月18日に開催される「2026年度アグリビジネス創出フェア in 東海」において、実際のレーザモジュールのデモ機を展示する予定です。具体的には、微小害虫への照射試験の映像もともにご覧いただけ、興味のある方はぜひ足を運んでいただきたいと思います。

今後の展開


名産研では、「先進パルスレーザーによる機能創成と産業応用研究会」を通じて、技術交流やマッチングを進め、農業や医療などの幅広い分野で新たな共同研究を促進していく予定です。新たな技術の社会実装を目指し、愛知県からの発信を続けていきます。

終わりに


新たなテクノロジーが、農業の現場に革命をもたらす日も遠くないでしょう。これにより、持続可能な農業が実現し、環境への負担も軽減されることが期待されます。最新技術に目を向け、農業の新しい未来を見つめていきましょう。

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