姫路城での万博レガシー展示『サムライとマルタ騎士の鎧』の魅力
姫路市は、2025年11月1日から12月26日までの期間、姫路城内の「リの一渡櫓」で万博レガシープロジェクトとしての特別展示『サムライとマルタ騎士の鎧』を開催します。この展示では、姫路に深い関わりのある甲冑の数々が展示される予定で、その中には酒井家所蔵の可能性がある貴重な一領も含まれています。
この展示が行われる背景には、万博のレガシーを考慮し、持続可能な開発目標(SDGs)への意識が込められています。姫路城は17世紀から続く伝統技術の象徴でもあり、万博との関連性が深い場所です。この機会に、訪れる人々は歴史と現代の意義を感じることができるでしょう。
展示の詳細
展示会は、無料で観覧可能ですが、姫路城の縦覧料が必要です。主催は姫路市および姫路ユネスコ協会で、共催にはマルタ共和国とヘリテージマルタが名を連ねています。このような国際的な協力により、歴史的な文化が交わる場が生まれることは非常に意義深いと言えるでしょう。
展示品には、以下のような甲冑が含まれます:
1.
鉄黒漆塗紺糸素懸威最上胴具足、鉄黒漆塗十六間大円山形筋兜、面頬、臑当。
2.
黒鉄漆塗縦矧桶側二枚胴具足鉄黒漆塗三十二間筋兜付。
3.
錆地塗練革伊予札紺糸菱綴丸胴具足兜付。
さらに、歴史的なフランス騎兵隊の甲冑(約1610年製)や、軍用スウェプト・ヒルト、ガード、レイピア、さらには新石器時代の座像(通称“ふくよかな女性”)のレプリカや、マジュの石のレプリカも展示されます。
これらの展示物は、ただの歴史資料に留まらず、日本とマルタの文化的な交流や、歴史の中でどのように技術が進化してきたかを考えさせられる貴重な機会です。
まとめ
この『サムライとマルタ騎士の鎧』展は、姫路城という歴史的な背景を持つ場所で、万博の理念と共鳴する展示です。私たちの歴史を振り返り、未来への意識を高める絶好のチャンスです。是非、姫路城に足を運び、歴史の深さを感じてください。展示内容は変更される可能性がありますので、訪問前に最新情報を確認することをお勧めします。
2025年の秋は、姫路とマルタの文化が交錯する特別な時期となることでしょう。皆様の訪問を心よりお待ちしております。